概況からBRICsを知ろう〜ロシア株式市場は小幅続伸、海外環境の改善で買い継続
[16/10/25]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 64059.89 -0.08%
24日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比48.19ポイント安(-0.08%)の64059.89で取引を終えた。64691.43まで上昇した後、一時63913.56まで下落した。
成長見通しの下方修正が嫌気された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した調査では、2017年の成長予想が前週に予想した1.3%から1.23%に下方修正された。また、原油価格の下落も足かせに。イラクが減産計画の適用除外を求めたとの報道が警戒されたもようだ。一方、指数の下値は限定的。通貨レアルの上昇を受け、ブラジルからの資金流出懸念がやや後退した。
【ロシア】MICEX指数 1962.79 +0.26%
24日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMICEX指数は前日比5.09ポイント高(+0.26%)の1962.79で取引を終了した。1970.36から1957.65まで下落した。
この日のアジア市場や欧米市場が堅調だったことを受け、ロシア株にも買いが広がった。一方、指数の上値は重い。石油輸出国機構(OPEC)中で2位の産油国であるイラクが、生産削減に応じない構えを示したことを受け、減産合意の先行き不透明感が一段と強まった。なお、ウクライナ情勢をめぐり、米国がロシアに対する追加制裁を検討しているとの報道について、ロシア政府は追加制裁に対する対抗策の用意があると発言した。
【インド】SENSEX指数 28179.08 +0.36%
24日のインドSENSEX指数は小反発。前日比101.90ポイント高(+0.36%)の28179.08、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同15.90ポイント高(+0.18%)の8708.95で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、後半は上げ幅をやや拡大させた。資源や銀行セクターの上昇が指数をサポート。金融機関が不良債権の処理に着手し始めているとの報道を受け、財務体質の改善に伴う業績の向上期待が高まった。また、中国本土市場が堅調な値動きを示したことや、欧州市場が堅調な立ち上がりを示していたことも後半のサポート材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3128.41 +1.21%
週明け24日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比37.47ポイント高(+1.21%)の3128.41ポイントと続伸した。約9カ月半ぶりの高値水準を回復する。
政策期待が追い風。24〜27日に開催される第18期中央委員会第6回全体会議(6中全会)では、党規律の強化について討議されるとみられている。新規の景気対策が打ち出されるとの見方も多勢だ。
<NH>
24日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比48.19ポイント安(-0.08%)の64059.89で取引を終えた。64691.43まで上昇した後、一時63913.56まで下落した。
成長見通しの下方修正が嫌気された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した調査では、2017年の成長予想が前週に予想した1.3%から1.23%に下方修正された。また、原油価格の下落も足かせに。イラクが減産計画の適用除外を求めたとの報道が警戒されたもようだ。一方、指数の下値は限定的。通貨レアルの上昇を受け、ブラジルからの資金流出懸念がやや後退した。
【ロシア】MICEX指数 1962.79 +0.26%
24日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMICEX指数は前日比5.09ポイント高(+0.26%)の1962.79で取引を終了した。1970.36から1957.65まで下落した。
この日のアジア市場や欧米市場が堅調だったことを受け、ロシア株にも買いが広がった。一方、指数の上値は重い。石油輸出国機構(OPEC)中で2位の産油国であるイラクが、生産削減に応じない構えを示したことを受け、減産合意の先行き不透明感が一段と強まった。なお、ウクライナ情勢をめぐり、米国がロシアに対する追加制裁を検討しているとの報道について、ロシア政府は追加制裁に対する対抗策の用意があると発言した。
【インド】SENSEX指数 28179.08 +0.36%
24日のインドSENSEX指数は小反発。前日比101.90ポイント高(+0.36%)の28179.08、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同15.90ポイント高(+0.18%)の8708.95で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、後半は上げ幅をやや拡大させた。資源や銀行セクターの上昇が指数をサポート。金融機関が不良債権の処理に着手し始めているとの報道を受け、財務体質の改善に伴う業績の向上期待が高まった。また、中国本土市場が堅調な値動きを示したことや、欧州市場が堅調な立ち上がりを示していたことも後半のサポート材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3128.41 +1.21%
週明け24日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比37.47ポイント高(+1.21%)の3128.41ポイントと続伸した。約9カ月半ぶりの高値水準を回復する。
政策期待が追い風。24〜27日に開催される第18期中央委員会第6回全体会議(6中全会)では、党規律の強化について討議されるとみられている。新規の景気対策が打ち出されるとの見方も多勢だ。
<NH>