概況からBRICsを知ろう〜ロシア株式市場は小反発、資源銘柄に買いが集中
[16/10/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 64249.50 +0.66%
27日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比423.81ポイント高(+0.66%)の64249.50で取引を終えた。64608.57まで上昇した後、一時63827.32まで下落した。
商品価格の上昇が支援材料となり、ウエートの高い資源銘柄に買いが広がった。ボベスパ指数はこの日、再び約4年ぶりの高値水準を回復。また、外国人投資家によるブラジル株買いが継続していることも支援材料となった。統計によると、10月1-25日の期間内に外国人投資家の買い越し額は11億米ドル(約1155億円)に上ったという。一方、指数の上値は重い。ボベスパ指数は年初から約86%上昇し、約4年ぶりの高値水準で推移しており、足元では高値警戒感がやや強い。
【ロシア】MICEX指数 1979.80 +0.25%
27日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMICEX指数は前日比4.99ポイント高(+0.25%)の1979.80で取引を終了した。1986.53から1973.27まで下落した。
ブレント原油価格の上昇が好感され、資源銘柄に買いが集中した。また、欧州市場が堅調な値動きを示したこともロシア株のサポート材料。一方、指数の上値は重い。11月に開催される石油輸出国機構(OPEC)総会では、石油減産合意の先行き不透明感が強まっていることが圧迫材料となった。
【インド】SENSEX指数 27915.90 +0.29%
27日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比79.39ポイント高(+0.29%)の27915.90、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは前日から横ばいの8615.25で取引を終えた。
軟調な展開が続いた後は終盤にプラス圏を回復した。終盤に金融大手HDFC(HDFC)などに買いが広がったことが指数をサポート。最近の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きが活発になったもようだ。また、欧州市場が堅調な値動きを示したこともインド株のサポート材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3112.35 -0.13%
27日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.96ポイント安(-0.13%)の3112.35ポイントと続落した。
人民元安と短期金利上昇が嫌気される。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を再び元安方向に設定した。上海外国為替市場でも元を売る動きがみられている(=元安・ドル高)。人民銀はリバースレポを通じ、連日で高水準の資金供給を実施しているが、上海銀行間取引金利(SHIBOR)は約2.25%で高止まりしたままだ。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。第18期中央委員会第6回全体会議(6中全会)が本日まで開催のため、新たな景気テコ入れ策などに対する期待感も根強い状況だ。
<CS>
27日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比423.81ポイント高(+0.66%)の64249.50で取引を終えた。64608.57まで上昇した後、一時63827.32まで下落した。
商品価格の上昇が支援材料となり、ウエートの高い資源銘柄に買いが広がった。ボベスパ指数はこの日、再び約4年ぶりの高値水準を回復。また、外国人投資家によるブラジル株買いが継続していることも支援材料となった。統計によると、10月1-25日の期間内に外国人投資家の買い越し額は11億米ドル(約1155億円)に上ったという。一方、指数の上値は重い。ボベスパ指数は年初から約86%上昇し、約4年ぶりの高値水準で推移しており、足元では高値警戒感がやや強い。
【ロシア】MICEX指数 1979.80 +0.25%
27日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMICEX指数は前日比4.99ポイント高(+0.25%)の1979.80で取引を終了した。1986.53から1973.27まで下落した。
ブレント原油価格の上昇が好感され、資源銘柄に買いが集中した。また、欧州市場が堅調な値動きを示したこともロシア株のサポート材料。一方、指数の上値は重い。11月に開催される石油輸出国機構(OPEC)総会では、石油減産合意の先行き不透明感が強まっていることが圧迫材料となった。
【インド】SENSEX指数 27915.90 +0.29%
27日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比79.39ポイント高(+0.29%)の27915.90、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは前日から横ばいの8615.25で取引を終えた。
軟調な展開が続いた後は終盤にプラス圏を回復した。終盤に金融大手HDFC(HDFC)などに買いが広がったことが指数をサポート。最近の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きが活発になったもようだ。また、欧州市場が堅調な値動きを示したこともインド株のサポート材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3112.35 -0.13%
27日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.96ポイント安(-0.13%)の3112.35ポイントと続落した。
人民元安と短期金利上昇が嫌気される。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を再び元安方向に設定した。上海外国為替市場でも元を売る動きがみられている(=元安・ドル高)。人民銀はリバースレポを通じ、連日で高水準の資金供給を実施しているが、上海銀行間取引金利(SHIBOR)は約2.25%で高止まりしたままだ。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。第18期中央委員会第6回全体会議(6中全会)が本日まで開催のため、新たな景気テコ入れ策などに対する期待感も根強い状況だ。
<CS>