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28日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安と3日続落、インフラ関連さえない

注目トピックス 外国株
28日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.08ポイント(0.26%)安の3104.27ポイントと3日続落した。上海A株指数も下落し、8.40ポイント(0.26%)安の3250.16ポイントで引けた。外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数は2.44ポイント(0.70%)安の344.53ポイント、深センB株指数は6.88ポイント(0.59%)安の1163.74ポイントで終了した。

人民元相場の動向を不安視。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を2010年9月8日以来の元安水準に設定した。この日の上海外国為替市場では、約6年1カ月ぶりの元安水準で推移している。

資金ひっ迫懸念も続く。人民銀はリバースレポを通じ、連日で大規模な資金供給を実施。今週は期日到来分との差し引きで5900億人民元の供給超となったものの、上海銀行間取引金利(SHIBOR)は約2.25%で高止まりしたままだ。

業種別では、インフラ関連株の下げが目立つ。ゼネコンの中国中鉄(601390/SH)が4.0%安で引けた。不動産株や素材関連株、運輸関連株、ITハイテク関連株などもさえない。

ただ、全体としては方向感を欠く流れ。資金流入期待を支えに、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。「職業年金」の株式運用が近く始まる??との見通しが伝えられた。

証券株は物色される。華泰証券(601688/SH)が2.5%上昇。深セン・香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)が11月後半にもスタートするとみられるなか、市場活性化が改めて連想されている。銀行株や保険株、石炭株、自動車株などもしっかり。

【亜州IR】



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