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30日の香港市場概況:ハンセン0.4%安と3日ぶり反落、金融・不動産セクターに売り

注目トピックス 外国株
30日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比90.96ポイント(0.37%)安の24301.09ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が81.80ポイント(0.78%)安の10355.71ポイントとそろって3日ぶりに反落した。売買代金は731億2500万香港ドルにやや縮小している(29日は772億5000万香港ドル)。

本土株安が逆風。上海総合指数が前日比1.0%安と4日続落するなか、香港でも中国系銘柄を中心に売りが出た。なお、清明節に伴い本土市場は来週3日と4日が休場。上海・深センと香港間の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)は、決済の関係できょうから4日まで香港株の売買が停止される。香港市場は4日のみが休場。香港からの中国株売買は、3日と4日が休止となる。

ハンセン指数の構成銘柄では、中国海外発展(688/HK)と華潤置地(1109/HK)がそろって1.
6%安、中国建設銀行(939/HK)が1.3%安と下げが目立っている。主要企業の決算報告が進むなか、業績動向を材料にした動きもみられる。通期利益が半減した利豊(リー&フン:494/HK)と海通証券(6837/HK)がそれぞれ9.6%安、3.0%安で引けた。

一方、増益決算を手がかりに、政府系港湾大手の招商局港口HD(旧社名・招商局国際:144/HK)が2.2%、ビル一体型ソーラー発電装置施工(ソーラーEPC)大手の中国興業太陽能技術HD(750/HK)が1.1%ずつ上昇した。
本土市場は4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.96%安の3210.24ポイントで取引を終えた。直近の新規株式公開(IPO)銘柄が大きく売られるなか、投資家心理が冷え込んでいる。中国人民銀行(中央銀行)の引き締めスタンスも重しだ。


【亜州IR】




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