概況からBRICsを知ろう〜上海総合指数は値下がり、直近のIPO銘柄が大きく売られるなか投資家心理が冷え込んだ
[17/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 65265.98 -0.40%
30日のブラジル株式市場は7営業日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比262.31ポイント安(-0.40%)の65265.98で取引を終えた。65775.41まで上昇した後、一時65070.18まで下落した。
朝方は前日の終値近辺でもみ合ったが、その後は売りに押された。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、弱い経済指標も圧迫材料。1月の小売売上高は前年同月比で7.0%減となり、市場予想の4.2%減と前月の4.9%減を下回った。一方、指数の下値は限定的。利下げ期待が高まっていることが好感された。30日付のブラジル中央銀行の報告では、インフレの落ち着きに加え、景気低迷の継続を受け、利下げペースが速まる可能性が指摘された。
【ロシア】MICEX指数 2021.88 -0.09%
30日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMICEX指数は前日比1.83ポイント安(-0.09%)の2021.88で取引を終了した。2026.94から2012.07まで下落した。
後半にプラス圏を回復する場面もあったが、終盤に再び売りに押された。通貨ルーブル高の進行を受け、資源輸出大手に売りが広がった。一方、指数の下値は限定的。ブレント原油価格の上昇が支援材料となった。また、堅調な米経済指標やこの日の欧米市場が堅調だったことなども指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 29647.42 +0.39%
30日のインドSENSEX指数は3日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは
前日比0.39%(115.99ポイント)高の29647.42、ナショナル証券取引所の主要50社株
価指数ニフティは同0.33%(29.95ポイント)高の9173.75で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、後半に上げ幅をやや拡大させた。今年7月から導入される予
定となる物品・サービス税(GST)について、政府が全国に適用させる方針を示した
ことが好感された。GSTの導入は国内総生産(GDP)成長率を2%押し上げると期待さ
れている。
【中国本土】上海総合指数 3210.24 -0.96%
30日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比31.08ポイント安(-0.96%)の3210.24ポイントと4日続落している。
直近の新規株式公開(IPO)銘柄が大きく売られるなか、投資家心理が冷え込んだ。中国人民銀行(中央銀行)の引き締めスタンスが重し。人民銀は30日、オペ取引を5営業日連続で見送った。リバースレポによる資金供給が途絶えたことで、今週は期日到来分の2900億人民元がそのまま吸収される恐れがある。3月・製造業PMIの発表をあす31日に控え、結果を見極めたいとするスタンスも強まった。
<CS>
30日のブラジル株式市場は7営業日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比262.31ポイント安(-0.40%)の65265.98で取引を終えた。65775.41まで上昇した後、一時65070.18まで下落した。
朝方は前日の終値近辺でもみ合ったが、その後は売りに押された。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、弱い経済指標も圧迫材料。1月の小売売上高は前年同月比で7.0%減となり、市場予想の4.2%減と前月の4.9%減を下回った。一方、指数の下値は限定的。利下げ期待が高まっていることが好感された。30日付のブラジル中央銀行の報告では、インフレの落ち着きに加え、景気低迷の継続を受け、利下げペースが速まる可能性が指摘された。
【ロシア】MICEX指数 2021.88 -0.09%
30日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMICEX指数は前日比1.83ポイント安(-0.09%)の2021.88で取引を終了した。2026.94から2012.07まで下落した。
後半にプラス圏を回復する場面もあったが、終盤に再び売りに押された。通貨ルーブル高の進行を受け、資源輸出大手に売りが広がった。一方、指数の下値は限定的。ブレント原油価格の上昇が支援材料となった。また、堅調な米経済指標やこの日の欧米市場が堅調だったことなども指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 29647.42 +0.39%
30日のインドSENSEX指数は3日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは
前日比0.39%(115.99ポイント)高の29647.42、ナショナル証券取引所の主要50社株
価指数ニフティは同0.33%(29.95ポイント)高の9173.75で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、後半に上げ幅をやや拡大させた。今年7月から導入される予
定となる物品・サービス税(GST)について、政府が全国に適用させる方針を示した
ことが好感された。GSTの導入は国内総生産(GDP)成長率を2%押し上げると期待さ
れている。
【中国本土】上海総合指数 3210.24 -0.96%
30日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比31.08ポイント安(-0.96%)の3210.24ポイントと4日続落している。
直近の新規株式公開(IPO)銘柄が大きく売られるなか、投資家心理が冷え込んだ。中国人民銀行(中央銀行)の引き締めスタンスが重し。人民銀は30日、オペ取引を5営業日連続で見送った。リバースレポによる資金供給が途絶えたことで、今週は期日到来分の2900億人民元がそのまま吸収される恐れがある。3月・製造業PMIの発表をあす31日に控え、結果を見極めたいとするスタンスも強まった。
<CS>