29日の香港市場概況:ハンセン0.2%高と7日続伸、本土系銘柄が相場けん引
[17/05/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
週明け29日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比62.36ポイント(0.24%)高の25701.63ポイントと7日続伸し、本土企業株で構成されるH株指数が39.67ポイント(0.38%)高の10619.34ポイントと3日続伸した。ハンセンは約1年11カ月ぶりの高値水準を切り上げている。売買代金は608億400万香港ドルにやや縮小した(26日の売買代金は656億4500万香港ドル)。
本土マネーの流入期待が持続。本土・香港間の相互株取引では、香港株の買い越しが直近でおよそ3週にわたって続いている。本土A株と比べたハンセン銘柄の株価収益率は低いだけに、休場明けも本土資金が流入すると期待された。先週末の米株市場でハイテク株比率の大きいナスダック指数、機関投資家がベンチマークとして重要視するS&P500指数がそろって連日で過去最高値を更新したことも材料視されている。
業種別では、本土系不動産セクターが軒並み上昇。なかでも恒大地産集団(3333/HK)は、22.8%高の15.20香港ドルと9連騰し、連日で上場来高値を更新している。各都市で不動産引き締めが実施されているものの、現時点でそれによる急激な市況の冷え込みは見られていない。不動産業界の長期的な見通しは依然として明るい??との楽観が広がっている。そのほか同業他社株の上昇率は、碧桂園HD(2007/HK)が9.4%、雅居楽地産HD(3383/HK)が5.1%、首創置業(2868/HK)が4.8%、広州富力地産(2777/HK)が2.5%などとなっている。
中国の発電株も高い。華潤電力HD(836/HK)と華能国際電力(902/HK)がそろって5.7%、大唐国際発電(991/HK)が3.6%、中国電力国際発展(2380/HK)が2.4%、華電国際電力(1071/HK)が1.4%ずつ値を上げた。シティグループは最新リポートで、「燃料炭価格は4月にピークを付けた可能性があり、今後は下落していく」と予測している。
中国空運セクターもしっかり。中国南方航空(1055/HK)が3.8%高、中国東方航空(670/HK)が2.5%高、中国国際航空(753/HK)が2.4%高とそろって続伸した。元高が進むなか、ドル建て債務の実質負担が縮小するとみられている。中国為替市場(オンショア)の人民元相場は先週末、対米ドルで約3カ月ぶりの元高水準で取引を終えた。本日の為替市場(オフショア)では約3カ月半ぶりの元高水準で推移している。
一方、本土市場は29〜30日にかけて、「端午節」の連休となっている(香港市場は30日のみ休場)。
【亜州IR】
<SK>
本土マネーの流入期待が持続。本土・香港間の相互株取引では、香港株の買い越しが直近でおよそ3週にわたって続いている。本土A株と比べたハンセン銘柄の株価収益率は低いだけに、休場明けも本土資金が流入すると期待された。先週末の米株市場でハイテク株比率の大きいナスダック指数、機関投資家がベンチマークとして重要視するS&P500指数がそろって連日で過去最高値を更新したことも材料視されている。
業種別では、本土系不動産セクターが軒並み上昇。なかでも恒大地産集団(3333/HK)は、22.8%高の15.20香港ドルと9連騰し、連日で上場来高値を更新している。各都市で不動産引き締めが実施されているものの、現時点でそれによる急激な市況の冷え込みは見られていない。不動産業界の長期的な見通しは依然として明るい??との楽観が広がっている。そのほか同業他社株の上昇率は、碧桂園HD(2007/HK)が9.4%、雅居楽地産HD(3383/HK)が5.1%、首創置業(2868/HK)が4.8%、広州富力地産(2777/HK)が2.5%などとなっている。
中国の発電株も高い。華潤電力HD(836/HK)と華能国際電力(902/HK)がそろって5.7%、大唐国際発電(991/HK)が3.6%、中国電力国際発展(2380/HK)が2.4%、華電国際電力(1071/HK)が1.4%ずつ値を上げた。シティグループは最新リポートで、「燃料炭価格は4月にピークを付けた可能性があり、今後は下落していく」と予測している。
中国空運セクターもしっかり。中国南方航空(1055/HK)が3.8%高、中国東方航空(670/HK)が2.5%高、中国国際航空(753/HK)が2.4%高とそろって続伸した。元高が進むなか、ドル建て債務の実質負担が縮小するとみられている。中国為替市場(オンショア)の人民元相場は先週末、対米ドルで約3カ月ぶりの元高水準で取引を終えた。本日の為替市場(オフショア)では約3カ月半ぶりの元高水準で推移している。
一方、本土市場は29〜30日にかけて、「端午節」の連休となっている(香港市場は30日のみ休場)。
【亜州IR】
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