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19日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安と反落、不動産株は逆行高

注目トピックス 外国株
19日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.01ポイント(0.18%)安の3356.84ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、6.32ポイント(0.18%)安の3515.19ポイントで取引を終えている。

元安の動きを嫌気。中国人民銀行(中央銀行)は19日、人民元の対米ドル基準値を4日ぶりに元安方向へ設定した。上海外国為替市場では元安ドル高が進み、約3週ぶりの元安水準で推移している。域内の金利高も懸念。上海銀行間取引金利(SHIBOR)の上昇基調は続き、翌日物などは約3週ぶりの高い水準で推移している。

業種別では、紙・パルプ株や大手空運株がさえない。人民元安が進行するなか、元高メリットが薄れるとみられた。鉄鋼や非鉄の素材株、石油や石炭のエネルギー株、インフラ関連株なども値下がりしている。証券株も下げが目立つ。中国銀河証券(601881/SH)が4.2%安と反落した。前日の相場では同業種の銘柄が軒並み急伸。収益力の改善に向け、中国の証券ブローカー各社が手数料競争の停止に合意したことなどが手がかりとなっていた。
半面、不動産株はしっかり。大手の緑地控股(600606/SH)が3.0%高と4日続伸する。不動産各社の物件販売に関し、過度な縮小に対する警戒感が後退した。主要70都市の新築住宅価格動向では、今年8月に値上がりした都市数が56→46に減少。大都市圏で不動産市況の過熱感が後退した。一方、地方都市での住宅価格は堅調に推移している。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.23ポイント(0.06%)高の356.49ポイント、深センB株指数が1.77ポイント(0.15%)安の1182.78ポイントで終了した。

【亜州IR】




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