概況からBRICsを知ろう〜インドSENSEX指数は6日ぶり反発、2018年度の成長率が7%まで加速するとの見方
[17/10/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 75975.71 +0.10%
30日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1175.37ポイント安(-1.55%)の74800.34で取引を終えた。75972.70 から74305.16まで上昇した。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米国や中国株式市場の下落が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、弱い経済指標も圧迫材料。9月の財政赤字は533億900万米ドルとなり、前月の455億4100万米ドルから拡大した。一方、原油価格の上昇などが資源の一角の支援材料となった。
【ロシア】MICEX指数 30日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMICEX指数は前日比3.51ポイント安(-0.17%)の2065.25で取引を終了した。2076.96から2064.74まで下落した
売りが先行した後は買い戻され、終盤に再びマイナス圏に転落した。米国がロシアに対し、経済制裁を追加するとの見方が圧迫材料。また、中国当局が近く再び金融引き締めに踏み切るとの観測や中国本土市場の下落なども警戒された。一方、原油価格の上昇などが指数をサポートした。また、利下げの実施も引き続き好感された。
【インド】SENSEX指数 33266.16 +0.33%
30日のインドSENSEX指数は6日続伸。前日比108.94ポイント高(+0.33%)の33266.16、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同40.60ポイント高(+0.39%)の10363.65で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。国有銀行への資金注入などで2018年度(19日まで1年間)の成長率が7%まで加速するとの見方が好感された。また、7-9月期以降の成長ペースが大幅に加速するとの予想なども景気の減速懸念を後退させた。
【中国本土】上海総合指数 3390.34 -0.77%
週明け30日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比26.48ポイント安(-0.77%)の3390.34ポイントと7日ぶりに反落した。
国内の長期金利上昇が逆風。中国10年債利回りは上昇基調を強め、今月始めの3.65%から先週27日には3.83%に跳ね上がり、約2年11か月ぶりの高水準に達した。金融当局は近く再び金融引き締めに舵を切る??との憶測が市場関係者の間で流れている。主力株の下げも重し。直近の相場をリードしていた貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が4.2%安と反落するなか、全体に利食い売り圧力が意識されている。1〜9月の6割増益を手がかりに、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の同社株は先週後半に急伸。2日連続で上場来高値を切り上げていた。上海総合指数は先週末まで6日続伸し、約1年10カ月ぶりの終値ベース高値を連日で更新している。
<CS>
30日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1175.37ポイント安(-1.55%)の74800.34で取引を終えた。75972.70 から74305.16まで上昇した。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米国や中国株式市場の下落が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、弱い経済指標も圧迫材料。9月の財政赤字は533億900万米ドルとなり、前月の455億4100万米ドルから拡大した。一方、原油価格の上昇などが資源の一角の支援材料となった。
【ロシア】MICEX指数 30日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMICEX指数は前日比3.51ポイント安(-0.17%)の2065.25で取引を終了した。2076.96から2064.74まで下落した
売りが先行した後は買い戻され、終盤に再びマイナス圏に転落した。米国がロシアに対し、経済制裁を追加するとの見方が圧迫材料。また、中国当局が近く再び金融引き締めに踏み切るとの観測や中国本土市場の下落なども警戒された。一方、原油価格の上昇などが指数をサポートした。また、利下げの実施も引き続き好感された。
【インド】SENSEX指数 33266.16 +0.33%
30日のインドSENSEX指数は6日続伸。前日比108.94ポイント高(+0.33%)の33266.16、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同40.60ポイント高(+0.39%)の10363.65で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。国有銀行への資金注入などで2018年度(19日まで1年間)の成長率が7%まで加速するとの見方が好感された。また、7-9月期以降の成長ペースが大幅に加速するとの予想なども景気の減速懸念を後退させた。
【中国本土】上海総合指数 3390.34 -0.77%
週明け30日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比26.48ポイント安(-0.77%)の3390.34ポイントと7日ぶりに反落した。
国内の長期金利上昇が逆風。中国10年債利回りは上昇基調を強め、今月始めの3.65%から先週27日には3.83%に跳ね上がり、約2年11か月ぶりの高水準に達した。金融当局は近く再び金融引き締めに舵を切る??との憶測が市場関係者の間で流れている。主力株の下げも重し。直近の相場をリードしていた貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が4.2%安と反落するなか、全体に利食い売り圧力が意識されている。1〜9月の6割増益を手がかりに、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の同社株は先週後半に急伸。2日連続で上場来高値を切り上げていた。上海総合指数は先週末まで6日続伸し、約1年10カ月ぶりの終値ベース高値を連日で更新している。
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