21日の香港市場概況:ハンセン1.9%高と5日続伸、8.8%上昇の平安保険が最高値
[17/11/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
21日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数は前日比557.76ポイント(1.91%)高の29818.07ポイントと4日続伸し、本土企業株で構成されるH株指数は336.09ポイント(2.91%)高の11874.37ポイントと反発した。ハンセン指数は約10年ぶりの高値を切り上げている。売買代金は1570億700万香港ドルの大商い。2015年6月5日以来の出来高を記録した(20日は1082億4400万香港ドル)。
昨夜の欧米株高や、本土資金の流入が好感される展開。中国本土・香港間の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)を通じた取引では、先週に続き20日も本土投資家による香港株の大幅な買い越しで推移した。相場の先高観も意識されている。JPモルガン・チェースは最新リポートで、主要指標のハンセン指数が2018年も上昇基調を維持すると予想。最も楽観的なシナリオで、36500ポイント乗せもあり得るとの見方を示した。
ハンセン指数の構成銘柄では、保険事業で中国2位の中国平安保険(2318/HK)が8.8%高の86.20香港ドルと急伸した。傘下フィンテック事業のスピンオフ検討などが手がかり。うち、P2P融資や金融商品販売を手がける上海陸家嘴国際金融資産交易市場公司(陸金所)については、18年上半期にも分離上場する??との観測報道が伝わった。平安保険株は上場来高値を更新している。そのほか、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)は2.4%高の430.00香港ドルと。連日で最高値を切り上げている。時価総額上位の銀行株やエネルギー株も上昇した。
中国自動車セクターもしっかり。吉利汽車HD(175/HK)が3.6%、比亜迪(BYD:1211/HK)が2.7%、北京汽車(BAICモーター:1958/HK)が1.9%ずつ値を上げた。
通信関連セクターも物色される。通信設備の中興通訊(ZTE:763/HK)と京信通信系統HD(コムバ・テレコムシステムズ:2342/HK)がそれぞれ8.8%高、7.9%高、通信インフラ工事の中国通信服務(552/HK)が4.1%高、光ファイバー・ケーブルメーカーの長飛光繊光纜(6869/HK)が6.4%高で引けた。通信キャリア最大手の中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)が公表した18年上半期の資材調達計画のなかで、光ファイバーなど5G関連部材の調達が予想を上回る規模だったことが刺激材料。次世代通信や産業用IoT(モノのインターネット)の産業化が進むと期待された。
本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.53%高の3410.50ポイントで取引を終えた。保険株と証券株が相場をけん引している。消費関連株や不動産株、ゼネコン株、鉄鋼株の一角などもしっかり。
【亜州IR】
<CS>
昨夜の欧米株高や、本土資金の流入が好感される展開。中国本土・香港間の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)を通じた取引では、先週に続き20日も本土投資家による香港株の大幅な買い越しで推移した。相場の先高観も意識されている。JPモルガン・チェースは最新リポートで、主要指標のハンセン指数が2018年も上昇基調を維持すると予想。最も楽観的なシナリオで、36500ポイント乗せもあり得るとの見方を示した。
ハンセン指数の構成銘柄では、保険事業で中国2位の中国平安保険(2318/HK)が8.8%高の86.20香港ドルと急伸した。傘下フィンテック事業のスピンオフ検討などが手がかり。うち、P2P融資や金融商品販売を手がける上海陸家嘴国際金融資産交易市場公司(陸金所)については、18年上半期にも分離上場する??との観測報道が伝わった。平安保険株は上場来高値を更新している。そのほか、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)は2.4%高の430.00香港ドルと。連日で最高値を切り上げている。時価総額上位の銀行株やエネルギー株も上昇した。
中国自動車セクターもしっかり。吉利汽車HD(175/HK)が3.6%、比亜迪(BYD:1211/HK)が2.7%、北京汽車(BAICモーター:1958/HK)が1.9%ずつ値を上げた。
通信関連セクターも物色される。通信設備の中興通訊(ZTE:763/HK)と京信通信系統HD(コムバ・テレコムシステムズ:2342/HK)がそれぞれ8.8%高、7.9%高、通信インフラ工事の中国通信服務(552/HK)が4.1%高、光ファイバー・ケーブルメーカーの長飛光繊光纜(6869/HK)が6.4%高で引けた。通信キャリア最大手の中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)が公表した18年上半期の資材調達計画のなかで、光ファイバーなど5G関連部材の調達が予想を上回る規模だったことが刺激材料。次世代通信や産業用IoT(モノのインターネット)の産業化が進むと期待された。
本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.53%高の3410.50ポイントで取引を終えた。保険株と証券株が相場をけん引している。消費関連株や不動産株、ゼネコン株、鉄鋼株の一角などもしっかり。
【亜州IR】
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