概況からBRICsを知ろう〜上海総合指数は値下がり、金利高を嫌気
[17/12/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 73367.03 +0.94%
20日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比686.66ポイント高(+0.94%)の73367.03で取引を終えた。72679.76から73491.52まで上昇した。
終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。原油高の進行が支援材料となり、資源の一角に買いが広がった。米税制改革法案の成立への期待が高まっていることも好感された。一方、欧州市場の下落が指数の上値を押さえた。
【ロシア】MICEX指数 2118.16 -0.77%
20日のロシア株式市場は4日続落。主要指標のMICEX指数は前日比15.19ポイント安(-0.72%)の2102.97で取引を終了した。2120.57から2101.93まで下落した。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。景気低迷に伴う企業の減配懸念が高まっていることなどが指数の足かせに。また、米税制改革法案の成立を見極めたいとのムードが高まっていることも、積極的な買いを手控えさせた。一方、原油価格の上昇が指数をサポート。また、プーチン大統領が住宅ローンの貸出枠を年内に追加させる方針を示したことも好感された。
【インド】SENSEX指数 33777.38 -0.18%
20日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反落。前日比59.36ポイント安(-0.18%)の33777.38、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同19.00ポイント安(-0.18%)の10444.20で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤にマイナス圏に転落した。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が強まった。また、企業の設備投資の低迷なども嫌気された。今年4-10月の企業投資件数は前年同期比で22.3%減少したと報告された。投資額は同17.6%の減少となった。
【中国本土】上海総合指数 3287.61 -0.27%
20日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.93ポイント安(-0.27%)の3287.61ポイントと3日ぶりに反落した。
金利高を嫌気。上海銀行間取引金利(SHIBOR)の上昇基調は止まらず、1カ月物と3カ月物はこの日、約2年8カ月ぶりの高い水準をそろって切り上げている。中国人民銀行(中央銀行)による14日のリバースレポ金利などの引き上げ以降、短期金利の上昇ピッチが速まる状況。年末に向かい、資金ひっ迫が懸念された。翌年度・経済政策の基本方針を決める「中央経済工作会議」が20日閉幕するとみられるなか、結果を見極めたいとするスタンスが強まったことも、買い手控え要因となっている。
<NH>
20日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比686.66ポイント高(+0.94%)の73367.03で取引を終えた。72679.76から73491.52まで上昇した。
終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。原油高の進行が支援材料となり、資源の一角に買いが広がった。米税制改革法案の成立への期待が高まっていることも好感された。一方、欧州市場の下落が指数の上値を押さえた。
【ロシア】MICEX指数 2118.16 -0.77%
20日のロシア株式市場は4日続落。主要指標のMICEX指数は前日比15.19ポイント安(-0.72%)の2102.97で取引を終了した。2120.57から2101.93まで下落した。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。景気低迷に伴う企業の減配懸念が高まっていることなどが指数の足かせに。また、米税制改革法案の成立を見極めたいとのムードが高まっていることも、積極的な買いを手控えさせた。一方、原油価格の上昇が指数をサポート。また、プーチン大統領が住宅ローンの貸出枠を年内に追加させる方針を示したことも好感された。
【インド】SENSEX指数 33777.38 -0.18%
20日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反落。前日比59.36ポイント安(-0.18%)の33777.38、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同19.00ポイント安(-0.18%)の10444.20で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤にマイナス圏に転落した。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が強まった。また、企業の設備投資の低迷なども嫌気された。今年4-10月の企業投資件数は前年同期比で22.3%減少したと報告された。投資額は同17.6%の減少となった。
【中国本土】上海総合指数 3287.61 -0.27%
20日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.93ポイント安(-0.27%)の3287.61ポイントと3日ぶりに反落した。
金利高を嫌気。上海銀行間取引金利(SHIBOR)の上昇基調は止まらず、1カ月物と3カ月物はこの日、約2年8カ月ぶりの高い水準をそろって切り上げている。中国人民銀行(中央銀行)による14日のリバースレポ金利などの引き上げ以降、短期金利の上昇ピッチが速まる状況。年末に向かい、資金ひっ迫が懸念された。翌年度・経済政策の基本方針を決める「中央経済工作会議」が20日閉幕するとみられるなか、結果を見極めたいとするスタンスが強まったことも、買い手控え要因となっている。
<NH>