概況からBRICsを知ろう〜上海総合指数は値下がり、金融面での監督管理強化に対する懸念が再燃
[18/02/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 82766.73 -1.34%
7日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1127.31ポイント安(-1.34%)の82766.73で取引を終えた。84409.73から82548.24まで下落した。
前半は前日の終値近辺でもみ合ったが、後半は下げ幅をじりじりと拡大させた。米株安が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、原油価格の下落も資源の一角に売り圧力を強めた。ほかに、ブラジル中央銀行が利下げの打ち止めを示唆したことが嫌気された。なお、中銀は7日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低の6.75%とした。
【ロシア】MICEX指数 2254.64 +0.73%
7日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比16.40ポイント高(+0.73%)の2254.64で取引を終了した。2247.99から2,267.35まで上昇した。
高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、海外市場の上昇なども支援材料。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が指数の上値を押さえた。
【インド】SENSEX指数 34082.71 -0.33%
7日のインドSENSEX指数は7日続落。前日比113.23ポイント安(-0.33%)の34082.71、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同21.55ポイント安(-0.21%)の10476.70で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、その後は前日の終値近辺でもみ合った。利下げの先送りが嫌気された。インド準備銀行(中央銀行)はこの日、3会合連続で政策金利を据え置いた。インフレ加速や財政赤字の拡大などが利下げの先送り理由として挙げられた。
【中国本土】上海総合指数 3309.26 -1.82%
7日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比61.39ポイント安(-1.82%)の3309.26ポイントと続落した。昨年末以来の安値水準に落ち込み、今年の上昇幅をほぼ吐き出している。
金融面での監督管理強化に対する懸念が再燃する。中国人民銀行(中央銀行)は6日、2日間にわたる年次工作会議の終了後に内容を報告し、金融リスクを抑制する方針を改めて表明した。2018年の優先項目リストでは、「金融の安定」が例年より上位にランク付けられている。「影の銀行(シャドーバンキング)」や「不動産向け融資」に対する引き締めが強化されると警戒された。金融理財商品(高利回り金融商品)の投資リスクもくすぶる状況。
<CS>
7日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1127.31ポイント安(-1.34%)の82766.73で取引を終えた。84409.73から82548.24まで下落した。
前半は前日の終値近辺でもみ合ったが、後半は下げ幅をじりじりと拡大させた。米株安が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、原油価格の下落も資源の一角に売り圧力を強めた。ほかに、ブラジル中央銀行が利下げの打ち止めを示唆したことが嫌気された。なお、中銀は7日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低の6.75%とした。
【ロシア】MICEX指数 2254.64 +0.73%
7日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比16.40ポイント高(+0.73%)の2254.64で取引を終了した。2247.99から2,267.35まで上昇した。
高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、海外市場の上昇なども支援材料。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が指数の上値を押さえた。
【インド】SENSEX指数 34082.71 -0.33%
7日のインドSENSEX指数は7日続落。前日比113.23ポイント安(-0.33%)の34082.71、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同21.55ポイント安(-0.21%)の10476.70で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、その後は前日の終値近辺でもみ合った。利下げの先送りが嫌気された。インド準備銀行(中央銀行)はこの日、3会合連続で政策金利を据え置いた。インフレ加速や財政赤字の拡大などが利下げの先送り理由として挙げられた。
【中国本土】上海総合指数 3309.26 -1.82%
7日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比61.39ポイント安(-1.82%)の3309.26ポイントと続落した。昨年末以来の安値水準に落ち込み、今年の上昇幅をほぼ吐き出している。
金融面での監督管理強化に対する懸念が再燃する。中国人民銀行(中央銀行)は6日、2日間にわたる年次工作会議の終了後に内容を報告し、金融リスクを抑制する方針を改めて表明した。2018年の優先項目リストでは、「金融の安定」が例年より上位にランク付けられている。「影の銀行(シャドーバンキング)」や「不動産向け融資」に対する引き締めが強化されると警戒された。金融理財商品(高利回り金融商品)の投資リスクもくすぶる状況。
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