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9日の中国本土市場概況:上海総合4.1%安で4日続落、不動産や金融が急落

注目トピックス 外国株
9日の中国本土市場は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比132.20ポイント(4.05%)安の3129.85ポイントと4日続落した。約8カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。上海A株指数も下落し、138.56ポイント(4.06%)安の3278.01ポイントで取引を終えた。

金融市場の監督管理強化に対する懸念が続く。中国人民銀行(中央銀行)は6日、今年の金融政策を報告し、金融リスクを抑制する方針を改めて表明した。優先項目リストのなかで、「金融の安定」の重要度が引き上げられたことが引き続き売り材料視されている。外部環境の不透明感も強まる状況。金利上昇を懸念し、昨夜の米株が再び急落したことも逆風となった。

上海指数の構成銘柄はほぼ全面安。9割以上が下落した。なかでも、不動産株の下げが目立つ。保利地産(600048/SH)が9.4%安、緑地控股(600606/SH)が7.0%安、金地集団(600383/SH)が5.5%安で引けた。不動産向けの銀行融資が引き締められる見通し??と伝えられたことが引き続きネガティブ材料となっている。時価総額上位の金融株も安い。資源・素材株、インフラ関連株、消費関連株なども急落した。

外貨建てB株の相場もさえない。上海B株指数が9.81ポイント(3.01%)安の316.05ポイント、深センB株指数が37.10ポイント(3.23%)安の1110.85ポイントで終了した。

【亜州IR】




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