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1日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で3日ぶり反発、ITハイテクセクター急伸

注目トピックス 外国株
1日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比14.35ポイント(0.44%)高の3273.75ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、15.03ポイント(0.44%)高の3428.77ポイントで取引を終えた。

中国景気の過度な減速懸念が和らいでいる。今年2月の財新・中国製造業PMI(民間集計)が取引時間中に公表され、事前予想(51.3)と前月実績(51.5)を上回る51.6で着地。国家統計局などが前日に発表した同月のPMIは下振れていただけに、投資家の不安心理がやや後退した。前日の軟調地合いを継いで売りが先行したものの、指数は財新PMIの発表後にプラス転換している。

業種別では、ITハイテク関連株が急伸した。システム開発の用友網絡(600588/SH)、スマホ用アプリ開発(電子書籍リーダー)の掌閲科技(603533/SH)がそろってストップ高。電子・通信機器メーカーの航天信息(600271/SH)が6.7%高、スーパーコンピュータ大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が5.5%高で引けた。工業和信息化部が「産業のインターネット化」を推進する方針を改めて強調するなか、業界支援の期待感が高まっている。消費関連株、自動車株、バイオ医薬関連株、金融株なども買われた。

一方、他の個別株動向では、中国アルミ(601600/SH)が8.5%安と連日の急落。昨年7月以来の安値を付けた。トランプ政権は1日にも、鉄鋼・アルミ輸入に対する高率の関税を発表する見通し。鉄鋼株の一角も続落した。

外貨建てB株の相場は値上がり。上海B株指数が1.35ポイント(0.41%)高の329.27ポイント、深センB株指数が2.61ポイント(0.22%)高の1165.78ポイントで終了した。

【亜州IR】


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