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26日の中国本土市場概況:上海総合0.6%安で4日続落、深セン創業板は3.2%高と急反発

注目トピックス 外国株
週明け26日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比19.04ポイント(0.60%)安の3133.72ポイントと4日続落した。上海A株指数も下落し、20.03ポイント(0.61%)安の3281.92ポイントで取引を終えている。

米中の貿易戦争を警戒した売りが続く。中国が知的財産権を侵害しているとして、トランプ大統領が中国製品に対し、高関税を課すと表明した。中国商務部は米国から輸入する豚肉やワインなどを対象に、「最高25%の関税を上乗せする準備に入った」と発表している。両国で報復措置が応酬されるなか、実体経済への悪影響が不安視された。

時価総額上位の銘柄群が下げを主導する。中国工商銀行(601398/SH)が4.4%安、中国平安保険(601318/SH)が2.9%安、中国石油化工(600028/SH)が2.8%安で引けた。自動車株も安い。上海汽車集団(600104/SH)が4.1%下落した。海運株、不動産株、発電株なども売られている。

半面、ITハイテク関連株は高い。半導体装置メーカーの吉林華微電子(600360/SH)が値幅制限いっぱいまで買われ、スーパーコンピュータ大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が9.0%上昇した。バイオ医薬関連株も上げが目立っている。証券株、軍需関連株、素材株の一角などもしっかり。

新興企業株の物色が強まる。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は3.2%高と急反発した。

外貨建てB株の相場は値上がり。上海B株指数が1.10ポイント(0.34%)高の321.46ポイント、深センB株指数が2.40ポイント(0.21%)高の1135.53ポイントで終了した。


【亜州IR】



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