概況からBRICsを知ろう〜上海総合指数は値下がり、米中貿易戦争の警戒感がくすぶる状況
[18/07/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 80275.59 +0.51%
30日のブラジル市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比409.49ポイント高(+0.51%)の80275.59で取引を終えた。79699.03から80491.57まで上昇した。
前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は上げ幅をじりじりと拡大させた。資源や銀行銘柄への買いが継続したことが指数をサポート。中国での資源需要が増加するとの観測に加え、景気対策への期待が高まったもようだ。一方、欧米市場の下落が指数の上値を押さえた。
【ロシア】MICEX指数 2295.72 +0.13%
30日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMICEX指数は前日比3.00ポイント高(+0.13%)の2295.72で取引を終了した。2276.68から2298.76まで上昇した。
前日の終値近辺でもみ合った後は引け間際に再びプラス圏を回復した。ブレント原油価格の上昇が支援材料となり、資源の一角に買いが広がった。また、今年の成長目標が実現可能だとの見方も好感された。一方、日米英の金融政策決定会合がそろって今週中に開催される予定となり、慎重ムードが強い。
【インド】SENSEX指数 37494.40 +0.42%
30日のインド株式市場は3日続伸。前日比157.55ポイント高(+0.42%)の37494.40、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同41.20ポイント高(+0.37%)の11319.55で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をじりじりと拡大させた。地方政府の財政支出が拡大させるとの観測が好感された。地元メディアによると、2018年度(19年3月まで1年間)の地方政府の歳出は前年度の4兆7000億ルピー(約7兆5200億円)から5兆3700億ルピーに拡大される予定だという。また、政府が近く向こう10年の防衛産業発展計画を発表するとの報道も、関連銘柄の物色手掛かりとなった。
【中国本土】上海総合指数 2869.05 -0.16%
週明け30日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比4.54ポイント安(-0.16%)の2869.05ポイントと4日続落した。
米中貿易戦争の警戒感がくすぶる状況。両国の貿易摩擦を巡り、通商交渉に進展がみられないことが投資家心理の重しとなった。人民元安の進行も逆風。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を2日連続で元安方向で設定した。上海外国為替市場では、人民元相場が約1年1カ月ぶりの元安水準で推移している。市場関係者の間では、「当局は元安を通じ、輸出を下支えする」との見方が優勢。人民元相場の先安感も強まっている。
<NH>
30日のブラジル市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比409.49ポイント高(+0.51%)の80275.59で取引を終えた。79699.03から80491.57まで上昇した。
前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は上げ幅をじりじりと拡大させた。資源や銀行銘柄への買いが継続したことが指数をサポート。中国での資源需要が増加するとの観測に加え、景気対策への期待が高まったもようだ。一方、欧米市場の下落が指数の上値を押さえた。
【ロシア】MICEX指数 2295.72 +0.13%
30日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMICEX指数は前日比3.00ポイント高(+0.13%)の2295.72で取引を終了した。2276.68から2298.76まで上昇した。
前日の終値近辺でもみ合った後は引け間際に再びプラス圏を回復した。ブレント原油価格の上昇が支援材料となり、資源の一角に買いが広がった。また、今年の成長目標が実現可能だとの見方も好感された。一方、日米英の金融政策決定会合がそろって今週中に開催される予定となり、慎重ムードが強い。
【インド】SENSEX指数 37494.40 +0.42%
30日のインド株式市場は3日続伸。前日比157.55ポイント高(+0.42%)の37494.40、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同41.20ポイント高(+0.37%)の11319.55で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をじりじりと拡大させた。地方政府の財政支出が拡大させるとの観測が好感された。地元メディアによると、2018年度(19年3月まで1年間)の地方政府の歳出は前年度の4兆7000億ルピー(約7兆5200億円)から5兆3700億ルピーに拡大される予定だという。また、政府が近く向こう10年の防衛産業発展計画を発表するとの報道も、関連銘柄の物色手掛かりとなった。
【中国本土】上海総合指数 2869.05 -0.16%
週明け30日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比4.54ポイント安(-0.16%)の2869.05ポイントと4日続落した。
米中貿易戦争の警戒感がくすぶる状況。両国の貿易摩擦を巡り、通商交渉に進展がみられないことが投資家心理の重しとなった。人民元安の進行も逆風。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を2日連続で元安方向で設定した。上海外国為替市場では、人民元相場が約1年1カ月ぶりの元安水準で推移している。市場関係者の間では、「当局は元安を通じ、輸出を下支えする」との見方が優勢。人民元相場の先安感も強まっている。
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