11日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安で続落、素材セクターに売り
[18/09/11]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
11日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.68ポイント(0.18%)安の2664.80ポイントと続落した。8月に付けた年初来安値を割り込み、約2年8カ月ぶりの安値水準を切り下げている。上海A株指数も下落し、4.89ポイント(0.18%)安の2790.59ポイントで取引を終えた。
米中貿易戦争の激化を警戒。中国の知的財産権侵害に対抗する制裁関税第3弾(中国製品2000億米ドル相当を対象に25%の追加関税を課す)を検討中のトランプ米大統領は、中国からの全輸入品に追加関税を課すこともできると強硬姿勢を崩していない状況だ。中国側が報復に出るとの観測が広がるなか、両国の通商対立が実体経済に悪影響を与えると危ぐされている。
業種別では、鉄鋼やセメントなど景気動向に敏感な素材関連が安い。馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が値幅制限いっぱいまで売られ、宝山鋼鉄(600019/SH)が5.8%、安徽海螺セメント(600585/SH)が4.8%ずつ値を下げた。空運株、自動車株、不動産株、保険株なども下落が目立っている。
半面、ハイテク株と医薬株はしっかり。光ケーブル生産の烽火通信科技(600498/SH)が2.7%高、スーパーコンピュータ大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が1.8%高、医薬品開発受託で中国最大手の薬明康徳(603259/SH)が3.4%高で引けた。発電株、食品・飲料株、石油関連株、証券株なども物色されている。
外貨建てB株の相場も値下がり。上海B株指数が0.95ポイント(0.34%)安の281.38ポイント、深センB株指数が1.98ポイント(0.20%)安の966.07ポイントで終了した。
【亜州IR】
<FA>
米中貿易戦争の激化を警戒。中国の知的財産権侵害に対抗する制裁関税第3弾(中国製品2000億米ドル相当を対象に25%の追加関税を課す)を検討中のトランプ米大統領は、中国からの全輸入品に追加関税を課すこともできると強硬姿勢を崩していない状況だ。中国側が報復に出るとの観測が広がるなか、両国の通商対立が実体経済に悪影響を与えると危ぐされている。
業種別では、鉄鋼やセメントなど景気動向に敏感な素材関連が安い。馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が値幅制限いっぱいまで売られ、宝山鋼鉄(600019/SH)が5.8%、安徽海螺セメント(600585/SH)が4.8%ずつ値を下げた。空運株、自動車株、不動産株、保険株なども下落が目立っている。
半面、ハイテク株と医薬株はしっかり。光ケーブル生産の烽火通信科技(600498/SH)が2.7%高、スーパーコンピュータ大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が1.8%高、医薬品開発受託で中国最大手の薬明康徳(603259/SH)が3.4%高で引けた。発電株、食品・飲料株、石油関連株、証券株なども物色されている。
外貨建てB株の相場も値下がり。上海B株指数が0.95ポイント(0.34%)安の281.38ポイント、深センB株指数が1.98ポイント(0.20%)安の966.07ポイントで終了した。
【亜州IR】
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