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28日の中国本土市場概況:上海総合1.1%高で5日ぶり反発、ハイテク関連に買い

注目トピックス 外国株
28日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比27.06ポイント(1.05%)高の2601.74ポイントと5日ぶりに反発。上海A株指数も上昇し、28.35ポイント(1.05%)高の2724.40ポイントで取引を終えた。

米中通商交渉の不安がやや後退。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は27日午後(米時間)、「中国とは広範な分野で協議中。トランプ米大統領と習近平国家主席は12月1日に会談する」と発言した。また、指数は前日までの4日続落で約4週ぶりの安値水準に低迷するなか、値ごろ感も着目されている。

業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が連日でストップ高、太陽光発電素材メーカーの隆基緑能科技(601012/SH)が7.3%高、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が3.6%高で引けた。医薬株、不動産株、金融株、エネルギー株、消費関連株なども買われている。

メディア関連株も急伸。吉視伝媒(601929/SH)と陝西広電網絡伝媒(600831/SH)がそろってストップ高し、中伝媒(600088/SH)と人民網(603000/SH)がそろって7.6%上昇した。国が指定する産業振興リストに、「デジタルコンテンツとその関連サービス」が新たに加えられたことを材料視。メディア関連には自社でケーブル網を構築している会社も多く、中国5G戦略でも恩恵を受けると期待された。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が2.27ポイント(0.82%)高の279.50ポイント、深センB株指数が0.99ポイント(0.11%)安の866.24ポイントで終了した。

【亜州IR】



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