概況からBRICsを知ろう〜上海総合指数は値上がり、元高メリット銘柄に買いが集まる流れ
[19/02/28]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 97307.31 -0.30%
27日のブラジル市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比295.19ポイント安(-0.30%)の97307.31で取引を終えた。97781.81から96885.98まで下落した。
後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。軟調な
経済指標が圧迫材料。1月の失業率は12%となり、前月の11.6%と市場予想の11.9%
を上回った。また、翌28日は10-12月期の国内総生産(GDP)の発表を控え、慎重ムー
ドも強い。ほかに、海外市場の下落がブラジル株の売り圧力をやや高めた。
【ロシア】MICEX指数 2490.65 -0.14%
27日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比3.37ポイント安(-0.14%)の2490.65で取引を終了した。2502.59から2479.44まで下落した。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。海外市場の下落が圧迫材料となり、ロシア株にも売り圧力が強まった。また、米欧通商問題への懸念が解消されていないことなども引き続き嫌気された。一方、原油価格が底堅い展開を示したことが指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 35905.43 -0.19%
27日のインドSENSEX指数は続落。前日比68.28ポイント安(-0.19%)の35905.43、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.65ポイント安(-0.26%)の10806.65で取引を終えた。
前半はプラス圏で推移したが、後半は売りに押された。財政赤字の拡大などが嫌気された。2018年度最初10カ月の財政赤字は7兆7000億ルピー(約12兆120億円)に拡大し、18年度目標の6兆3400億ルピーを21.5%上回った。間接税収の減少が税収に響いたと説明された。
【中国本土】上海総合指数 2953.82 +0.42%
27日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.31ポイント高(+0.42%)の2953.82ポイントと反発した。
元高メリット銘柄に買いが集まる流れ。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、対米ドルの人民元レートを7カ月ぶりの元高水準に設定した。元高方向への設定は7営業日連続となる。また、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕を来週(3月5日)に控え、中国の景気テコ入れ策に対する期待感も根強い。戻り待ちの売り圧力が意識され、上海総合はマイナス圏に沈む場面がみられたものの、引けにかけて再び買いが優勢となった。
<CS>
27日のブラジル市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比295.19ポイント安(-0.30%)の97307.31で取引を終えた。97781.81から96885.98まで下落した。
後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。軟調な
経済指標が圧迫材料。1月の失業率は12%となり、前月の11.6%と市場予想の11.9%
を上回った。また、翌28日は10-12月期の国内総生産(GDP)の発表を控え、慎重ムー
ドも強い。ほかに、海外市場の下落がブラジル株の売り圧力をやや高めた。
【ロシア】MICEX指数 2490.65 -0.14%
27日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比3.37ポイント安(-0.14%)の2490.65で取引を終了した。2502.59から2479.44まで下落した。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。海外市場の下落が圧迫材料となり、ロシア株にも売り圧力が強まった。また、米欧通商問題への懸念が解消されていないことなども引き続き嫌気された。一方、原油価格が底堅い展開を示したことが指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 35905.43 -0.19%
27日のインドSENSEX指数は続落。前日比68.28ポイント安(-0.19%)の35905.43、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.65ポイント安(-0.26%)の10806.65で取引を終えた。
前半はプラス圏で推移したが、後半は売りに押された。財政赤字の拡大などが嫌気された。2018年度最初10カ月の財政赤字は7兆7000億ルピー(約12兆120億円)に拡大し、18年度目標の6兆3400億ルピーを21.5%上回った。間接税収の減少が税収に響いたと説明された。
【中国本土】上海総合指数 2953.82 +0.42%
27日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.31ポイント高(+0.42%)の2953.82ポイントと反発した。
元高メリット銘柄に買いが集まる流れ。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、対米ドルの人民元レートを7カ月ぶりの元高水準に設定した。元高方向への設定は7営業日連続となる。また、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕を来週(3月5日)に控え、中国の景気テコ入れ策に対する期待感も根強い。戻り待ちの売り圧力が意識され、上海総合はマイナス圏に沈む場面がみられたものの、引けにかけて再び買いが優勢となった。
<CS>