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13日の中国本土市場概況:上海総合1.1%安で3日ぶり反落、不動産などは逆行高

注目トピックス 外国株
13日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比33.36ポイント(1.09%)安の3026.95ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、34.93ポイント(1.09%)安の3170.27ポイントで取引を終えている。

2カ月ぶりとなる重要経済指標の公表を14日に控え、慎重ムードが広がる流れ。1〜2月の各種経済指標(固定資産投資や小売売上高、鉱工業生産など)の報告を前に、結果を見極めたいとするスタンスが強まった。指数が先週末の急落前水準を伺う動きをみせるなか、戻り待ちの売り圧力も意識されている。

業種別では、ハイテクの下げが目立つ。通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)がストップ安、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が9.3%安、金融機関向けソフト開発会社の恒生電子(600570/SH)が7.5%安。直近の同銘柄群は、中国の科学振興方針などを支えに急ピッチに買い進まれていた。銀行株や証券株、自動車株、インフラ関連株、運輸株、医薬品株、発電株、石油株なども安い。

半面、不動産株はしっかり。金地集団(600383/SH)が5.4%高、緑地控股(600606/SH)が4.3%高と値を上げた。

新市場に上場することを目指しているとされる銘柄群も急騰。上海証券取引所に創設予定のハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板(Science and technology innovation board)」は、取引開始に向けた準備が想定以上のハイペースで進んでいるという。18日にもIPO申請が始まると伝えられた。

他の個別株動向では、中国平安保険(601318/SH)が3.3%高。12日引け後に報告した18年通期決算では、純利益が2割増加し、期末配当も増額された。最大100億人民元のA株自社株買い計画も明らかにしている。

一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が3.58ポイント(1.16%)安の303.83ポイント、深センB株指数が11.28ポイント(1.11%)安の1000.80ポイントで終了した。

【亜州IR】




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