28日の中国本土市場概況:上海総合0.9%安で反落、金融株が下げ主導
[19/03/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
28日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比27.78ポイント(0.92%)安の2994.94ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、29.16ポイント(0.92%)安の3136.72ポイントで取引を終えている。
米中協議が気がかり材料として意識される流れ。米中の両国政府は28日、北京で閣僚級の通商協議を再開する(29日まで2日間)。4月3日には、ワシントンに場所を移し協議を継続。知的財産権の侵害など、中国の構造問題が話し合われる見通しだ。一部の米関係者は、「(合意には)なお隔たりが残されている」との認識を示している。
金融株が下げを主導。中国人民保険集団(601319/SH)が3.0%安、中国人寿保険(601628/SH)が2.3%安、中国工商銀行(601398/SH)が1.1%安で引けた。中国人寿保険に関しては、18年通期決算の65%減益が嫌気されている。不動産株も安い。保利地産(600048/SH)が2.3%下落した。資源・素材株、自動車株、ハイテク株、医薬品株、軍需関連株なども値下がりしている。
半面、食品・飲料株はしっかり。白酒メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.3%高、調味料メーカーの海天味業(603288/SH)が1.3%高と買われた。茅台酒は一時814.48人民元まで上昇し、今月18日につけた上場来高値(814.53人民元)に肉薄している。そのほか、空運株、港湾・海運株も物色された。
一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が0.46ポイント(0.15%)安の301.62ポイント、深センB株指数が2.03ポイント(0.20%)安の1015.20ポイントで終了した。
【亜州IR】
<FA>
米中協議が気がかり材料として意識される流れ。米中の両国政府は28日、北京で閣僚級の通商協議を再開する(29日まで2日間)。4月3日には、ワシントンに場所を移し協議を継続。知的財産権の侵害など、中国の構造問題が話し合われる見通しだ。一部の米関係者は、「(合意には)なお隔たりが残されている」との認識を示している。
金融株が下げを主導。中国人民保険集団(601319/SH)が3.0%安、中国人寿保険(601628/SH)が2.3%安、中国工商銀行(601398/SH)が1.1%安で引けた。中国人寿保険に関しては、18年通期決算の65%減益が嫌気されている。不動産株も安い。保利地産(600048/SH)が2.3%下落した。資源・素材株、自動車株、ハイテク株、医薬品株、軍需関連株なども値下がりしている。
半面、食品・飲料株はしっかり。白酒メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.3%高、調味料メーカーの海天味業(603288/SH)が1.3%高と買われた。茅台酒は一時814.48人民元まで上昇し、今月18日につけた上場来高値(814.53人民元)に肉薄している。そのほか、空運株、港湾・海運株も物色された。
一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が0.46ポイント(0.15%)安の301.62ポイント、深センB株指数が2.03ポイント(0.20%)安の1015.20ポイントで終了した。
【亜州IR】
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