概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小幅続落、米中対立の激化が引き続き警戒
[19/05/21]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 89992.73 -0.04%
20日のブラジル市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1953.46ポイント高(+2.17%)の91946.19で取引を終えた。89822.25から92116.51まで上昇した。
小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、原油価格の上昇も支援材料。一方、米中貿易問題の混迷化などが引き続き足かせに。また、成長予想の下方修正も嫌気された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した調査では、2019年の成長予想が前週予想の1.45%から1.24%に下方修正された。
【ロシア】MICEX指数 2571.65 -0.23%
20日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMOEX指数は前日比5.83ポイント安(-0.23%)の2571.65で取引を終了した。2588.39から2567.11まで下落した。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米中対立の激化が引き続き警戒され、ロシア株への売り圧力が継続した。また、2019年のインフレ率が目標の4%以下をやや上回るとの予想も、利下げ期待をやや後退させた。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 39352.67 +3.75%
20日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比3.75%(1421.90ポイント)高の39352.67、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同421.10ポイント高(+3.69%)の11828.25で取引を終えた。
高く寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。モディ首相の再選観測を受け、外資の流入期待が高まった。総選挙の出口調査では、モディ首相が率いるインド人民党(BJP)が優勝する公算が大きいという結果が示された。
【中国本土】上海総合指数 2870.60 -0.41%
週明け20日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比11.69ポイント安(-0.41%)の2870.60ポイントと続落した。
米中対立の激化を警戒した売りが続く流れ。米メディアは20日、「グーグルは米政府の方針に従い、中国通信設備メーカーの華為技術(ファーウェイ)に対し、Android OSのサポートを停止した」と関係者の話として報じた。また、中国人民銀行(中央銀行)は17日遅く、四半期金融政策実施報告書を公表し、「貿易摩擦が世界経済の安定を揺るがす」として、「景気下振れのリスクがある」と引き続き指摘している。海外マネーの流出も不安視。本土・香港間の株式相互取引を通じた17日の売買では、香港経由の本土株売買が引き続き大幅な売り越しとなった。
<CS>
20日のブラジル市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1953.46ポイント高(+2.17%)の91946.19で取引を終えた。89822.25から92116.51まで上昇した。
小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、原油価格の上昇も支援材料。一方、米中貿易問題の混迷化などが引き続き足かせに。また、成長予想の下方修正も嫌気された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した調査では、2019年の成長予想が前週予想の1.45%から1.24%に下方修正された。
【ロシア】MICEX指数 2571.65 -0.23%
20日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMOEX指数は前日比5.83ポイント安(-0.23%)の2571.65で取引を終了した。2588.39から2567.11まで下落した。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米中対立の激化が引き続き警戒され、ロシア株への売り圧力が継続した。また、2019年のインフレ率が目標の4%以下をやや上回るとの予想も、利下げ期待をやや後退させた。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 39352.67 +3.75%
20日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比3.75%(1421.90ポイント)高の39352.67、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同421.10ポイント高(+3.69%)の11828.25で取引を終えた。
高く寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。モディ首相の再選観測を受け、外資の流入期待が高まった。総選挙の出口調査では、モディ首相が率いるインド人民党(BJP)が優勝する公算が大きいという結果が示された。
【中国本土】上海総合指数 2870.60 -0.41%
週明け20日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比11.69ポイント安(-0.41%)の2870.60ポイントと続落した。
米中対立の激化を警戒した売りが続く流れ。米メディアは20日、「グーグルは米政府の方針に従い、中国通信設備メーカーの華為技術(ファーウェイ)に対し、Android OSのサポートを停止した」と関係者の話として報じた。また、中国人民銀行(中央銀行)は17日遅く、四半期金融政策実施報告書を公表し、「貿易摩擦が世界経済の安定を揺るがす」として、「景気下振れのリスクがある」と引き続き指摘している。海外マネーの流出も不安視。本土・香港間の株式相互取引を通じた17日の売買では、香港経由の本土株売買が引き続き大幅な売り越しとなった。
<CS>