概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続伸、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり
[19/08/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 100524.4 +2.37%
29日のブラジル市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2330.9ポイント高(+2.37%)の100524.4で取引を終えた。98194.1から100683.9まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。リセッション懸念の後退が支援材料。4-6月期の国内総生産(GDP)成長率は1.0%となり、前期の0.5%と市場予想の0.8%を上回った。また、米株式市場や原油価格の上昇なども支援材料となった。
【ロシア】MICEX指数 2714.25 +1.38%
29日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比36.94ポイント高(+1.38%)の2714.25で取引を終了した。2679.11から2714.37まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、欧州市場が堅調な値動きを示したことなども支援材料となった。ほかに、企業の好決算が対象銘柄の物色手掛かり。ガスプロム(GAZP)はこのほど、1-6月の純利益が8786億4400万ルーブル(約1兆4058億円)に上り、前年同期比で32.4%増加したと発表した。
【インド】SENSEX指数 37068.93 -1.02%
29日のインドSENSEX指数は続落。前日比382.91ポイント安(-1.02%)の37068.93、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同97.80ポイント安(-0.89%)の10948.30で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。景気の減速懸念が強まっていることなどが引き続き嫌気された。ブルームバーグがまとめた調査では、7月の主要経済指標8項目のうち、6項目が前月を下回ったという結果が示された。また、主要なアジア市場の下落や、外国人投資家(FII)の売り越しが継続していることも圧迫材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2890.92 -0.10%
29日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.84ポイント安(-0.10%)の2890.92ポイントと続落した。
人民元レートの安値誘導を嫌気する流れ。中央銀行の中国人民銀行は朝方、人民元の対米ドル基準値を3日連続で元安水準に設定した(約11年5カ月ぶりの元安水準)。上海外国為替市場の対米ドル相場は、前日に続き元安方向で推移している。米中通商摩擦の警戒感もくすぶる状況。トランプ米政権は9月1日に対中制裁関税「第4弾」を正式発動する予定となっている(一部品目は12月に先送り)。中国側も対抗措置を導入する見通しだ。もっとも、下値は限定的。当局は景気下支えのスタンスを鮮明化している。国内景気の下支えを狙う中国政府は27日、自動車購入規制の緩和など20項目にわたる消費刺激策を発表した。
<CS>
29日のブラジル市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2330.9ポイント高(+2.37%)の100524.4で取引を終えた。98194.1から100683.9まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。リセッション懸念の後退が支援材料。4-6月期の国内総生産(GDP)成長率は1.0%となり、前期の0.5%と市場予想の0.8%を上回った。また、米株式市場や原油価格の上昇なども支援材料となった。
【ロシア】MICEX指数 2714.25 +1.38%
29日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比36.94ポイント高(+1.38%)の2714.25で取引を終了した。2679.11から2714.37まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、欧州市場が堅調な値動きを示したことなども支援材料となった。ほかに、企業の好決算が対象銘柄の物色手掛かり。ガスプロム(GAZP)はこのほど、1-6月の純利益が8786億4400万ルーブル(約1兆4058億円)に上り、前年同期比で32.4%増加したと発表した。
【インド】SENSEX指数 37068.93 -1.02%
29日のインドSENSEX指数は続落。前日比382.91ポイント安(-1.02%)の37068.93、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同97.80ポイント安(-0.89%)の10948.30で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。景気の減速懸念が強まっていることなどが引き続き嫌気された。ブルームバーグがまとめた調査では、7月の主要経済指標8項目のうち、6項目が前月を下回ったという結果が示された。また、主要なアジア市場の下落や、外国人投資家(FII)の売り越しが継続していることも圧迫材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2890.92 -0.10%
29日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.84ポイント安(-0.10%)の2890.92ポイントと続落した。
人民元レートの安値誘導を嫌気する流れ。中央銀行の中国人民銀行は朝方、人民元の対米ドル基準値を3日連続で元安水準に設定した(約11年5カ月ぶりの元安水準)。上海外国為替市場の対米ドル相場は、前日に続き元安方向で推移している。米中通商摩擦の警戒感もくすぶる状況。トランプ米政権は9月1日に対中制裁関税「第4弾」を正式発動する予定となっている(一部品目は12月に先送り)。中国側も対抗措置を導入する見通しだ。もっとも、下値は限定的。当局は景気下支えのスタンスを鮮明化している。国内景気の下支えを狙う中国政府は27日、自動車購入規制の緩和など20項目にわたる消費刺激策を発表した。
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