概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は値下がり、米中対立の警戒感がくすぶる流れ
[19/09/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 105319.40 +0.80%
26日のブラジル市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比838.42ポイント高(+0.80%)の105319.40で取引を終えた。104337.39から105342.30まで上昇した。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させた。追加の金融緩和期待がやや高まっていることが支援材料。ブラジル中央銀行は26日、向こう2年のインフレ率が目標範囲内に収まるとの見通しを示した。景気の減速懸念が高まっているなか、中銀が追加の金融緩和に踏み切るとの期待はやや高まっている。一方、米株の下落などを受け、積極的に上値を追う展開はみられなかった。
【ロシア】MICEX指数 2772.70 +0.45%
26日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比12.41ポイント高(+0.45%)の2772.70で取引を終了した。2754.84から2779.78まで上昇した。
小幅安で寄り付いた後は買い戻され、終盤に上げ幅を縮小させた。米中通商協議の前進期待がやや高まっていることが支援材料。トランプ米大統領は25日、「中国との通商合意スケジュールは、多くの人が考えているより早いだろう」と記者団に語った。また、欧州市場が堅調な値動きを示したことも買い安心感を与えた。
【インド】SENSEX指数 38989.74 +1.03%
26日のインドSENSEX指数は反発。前日比396.22ポイント高(+1.03%)の38989.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同131.00ポイント高(+1.15%)の11571.20で取引を終えた。
高く寄り付いた後は引けまで狭いレンジでもみ合った。米中通商協議の先行き見通しにポジティブな見方が広がっていることが支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2929.09 -0.89%
26日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比26.35ポイント安(-0.89%)の2929.09ポイントと続落した。約3週ぶりの安値水準を切り下げている
米中対立の警戒感がくすぶる流れ。米議会上下両院の外交委員会が25日、香港の自治を守る「香港人権・民主主義法案」を全会一致でそれぞれ可決したことがネガティブだ。「内政への粗暴な干渉だ」と批判し、中国側は猛反発している。一方、米中貿易問題を巡り、早期合意の期待が強まった点はプラス。トランプ米大統領は25日、「中国との通商合意スケジュールは、多くの人が考えているより早いだろう」と記者団に語った。米中両国がお互いに配慮している点を踏まえ、「合意が得られる公算は高い」と述べている。閣僚級の通商協議は10月初旬に開催される予定だ。上海総合指数は、協議の進展期待を支えに買いが先行したものの上値は重く、中盤からマイナスに転じている。
<CS>
26日のブラジル市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比838.42ポイント高(+0.80%)の105319.40で取引を終えた。104337.39から105342.30まで上昇した。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させた。追加の金融緩和期待がやや高まっていることが支援材料。ブラジル中央銀行は26日、向こう2年のインフレ率が目標範囲内に収まるとの見通しを示した。景気の減速懸念が高まっているなか、中銀が追加の金融緩和に踏み切るとの期待はやや高まっている。一方、米株の下落などを受け、積極的に上値を追う展開はみられなかった。
【ロシア】MICEX指数 2772.70 +0.45%
26日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比12.41ポイント高(+0.45%)の2772.70で取引を終了した。2754.84から2779.78まで上昇した。
小幅安で寄り付いた後は買い戻され、終盤に上げ幅を縮小させた。米中通商協議の前進期待がやや高まっていることが支援材料。トランプ米大統領は25日、「中国との通商合意スケジュールは、多くの人が考えているより早いだろう」と記者団に語った。また、欧州市場が堅調な値動きを示したことも買い安心感を与えた。
【インド】SENSEX指数 38989.74 +1.03%
26日のインドSENSEX指数は反発。前日比396.22ポイント高(+1.03%)の38989.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同131.00ポイント高(+1.15%)の11571.20で取引を終えた。
高く寄り付いた後は引けまで狭いレンジでもみ合った。米中通商協議の先行き見通しにポジティブな見方が広がっていることが支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2929.09 -0.89%
26日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比26.35ポイント安(-0.89%)の2929.09ポイントと続落した。約3週ぶりの安値水準を切り下げている
米中対立の警戒感がくすぶる流れ。米議会上下両院の外交委員会が25日、香港の自治を守る「香港人権・民主主義法案」を全会一致でそれぞれ可決したことがネガティブだ。「内政への粗暴な干渉だ」と批判し、中国側は猛反発している。一方、米中貿易問題を巡り、早期合意の期待が強まった点はプラス。トランプ米大統領は25日、「中国との通商合意スケジュールは、多くの人が考えているより早いだろう」と記者団に語った。米中両国がお互いに配慮している点を踏まえ、「合意が得られる公算は高い」と述べている。閣僚級の通商協議は10月初旬に開催される予定だ。上海総合指数は、協議の進展期待を支えに買いが先行したものの上値は重く、中盤からマイナスに転じている。
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