概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶり反落、弱い経済指標が圧迫材料
[19/09/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 105077.63 -0.23%
27日のブラジル市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比241.77ポイント安(-0.23%)の105077.63で取引を終えた。105632.9から104505.7まで下落した。
前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。弱い経済指標が圧迫材料。8月の失業率は11.8%となり、市場予想の11.6%を上回った。また、アジア市場が不安定な展開を示したことや、米中通商協議の前進期待がやや後退していることなども嫌気された。
【ロシア】MICEX指数 2757.98 -0.53%
27日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比14.72ポイント安(-0.53%)の2757.98で取引を終了した。2777.19から2757.98まで下落した。
前日の終値近辺でもみ合った後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米国がシリアのロシア軍に燃料を供給する計画に参加したことを理由にロシアの個人及び企業に対し、経済制裁を発表したことが嫌気された。また、アジア市場が不安定な展開を示したこともロシア株の売り圧力を強めた。
【インド】SENSEX指数 38822.57 -0.43%
27日のインドSENSEX指数は小反落。前日比167.17ポイント安(-0.43%)の38822.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.80ポイント安(-0.51%)の11512.40で取引を終えた。
後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。法人税の引き下げに伴う財政収入が大幅に減少するとの観測が警戒された。また、米中通商協議の先行きに関する報道は好悪材料が入り混じっていることも投資家の不安心理を高めた。このほか、前日の米株安などを受け、インド株にも売りが先行した。
【中国本土】上海総合指数 2932.17 +0.11%
27日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.08ポイント高(+0.11%)の2932.17ポイントと3日ぶりに反発した。
景気テコ入れ期待が強まる流れ。朝方公表された低調な経済指標を受け、当局が追加の刺激策を打ち出すとの観測が流れている。8月の工業企業利益は、増減率が前年同月比2.0%のマイナスに転じた(7月はプラス2.6%)。エコノミストの一部は、「中国人民銀行(中央銀行)や政府機関は、経済刺激策を強化するだろう」との見方を示している。指数は中盤からプラスに転じた。もっとも、全体としては動意を欠く展開。国慶節に絡んだ大型連休が来週からに迫るなか、積極的な売買が手控えられている(本土市場は10月1-7日が休場)。
<NH>
27日のブラジル市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比241.77ポイント安(-0.23%)の105077.63で取引を終えた。105632.9から104505.7まで下落した。
前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。弱い経済指標が圧迫材料。8月の失業率は11.8%となり、市場予想の11.6%を上回った。また、アジア市場が不安定な展開を示したことや、米中通商協議の前進期待がやや後退していることなども嫌気された。
【ロシア】MICEX指数 2757.98 -0.53%
27日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比14.72ポイント安(-0.53%)の2757.98で取引を終了した。2777.19から2757.98まで下落した。
前日の終値近辺でもみ合った後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。米国がシリアのロシア軍に燃料を供給する計画に参加したことを理由にロシアの個人及び企業に対し、経済制裁を発表したことが嫌気された。また、アジア市場が不安定な展開を示したこともロシア株の売り圧力を強めた。
【インド】SENSEX指数 38822.57 -0.43%
27日のインドSENSEX指数は小反落。前日比167.17ポイント安(-0.43%)の38822.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.80ポイント安(-0.51%)の11512.40で取引を終えた。
後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。法人税の引き下げに伴う財政収入が大幅に減少するとの観測が警戒された。また、米中通商協議の先行きに関する報道は好悪材料が入り混じっていることも投資家の不安心理を高めた。このほか、前日の米株安などを受け、インド株にも売りが先行した。
【中国本土】上海総合指数 2932.17 +0.11%
27日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.08ポイント高(+0.11%)の2932.17ポイントと3日ぶりに反発した。
景気テコ入れ期待が強まる流れ。朝方公表された低調な経済指標を受け、当局が追加の刺激策を打ち出すとの観測が流れている。8月の工業企業利益は、増減率が前年同月比2.0%のマイナスに転じた(7月はプラス2.6%)。エコノミストの一部は、「中国人民銀行(中央銀行)や政府機関は、経済刺激策を強化するだろう」との見方を示している。指数は中盤からプラスに転じた。もっとも、全体としては動意を欠く展開。国慶節に絡んだ大型連休が来週からに迫るなか、積極的な売買が手控えられている(本土市場は10月1-7日が休場)。
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