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27日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.32ポイント（0.08％）安の3005.04ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、2.43ポイント（0.08％）安の3148.70ポイントで取引を終えている。

年末が接近するなか買い手控えムードが広がる流れ。足もとで上昇ピッチが速かったハテク株や証券株が安い。上海書爾半導体（WILLSEMI：603501/SH）が4.5％、中信建投証券(01066/SH)が5.6％ずつ下落した。医薬品株、自動車株、不動産株なども売られている。

もっとも、下値は限定的。中国の政策に対する期待感が続いたほか、経済指標の上向き相場を支えている。取引時間中に公表された中国経済指標では、全国工業企業の利益総額が今年11月、前年同月比で5.4％上昇。10月の9.9％減から大幅に持ち直した。

非鉄やレアアースなどの素材関連株が高い。洛陽モリブデン（603993/SH）が4.1％、中国北方稀土（600111/SH）が2.9％ずつ上昇した。食品飲料株もしっかり。白酒（中国の蒸留酒）メーカー最大手の貴州茅台酒（貴州マオタイ：600519/SH）が2.5％高で引けた。同社は27日、2020年の販売計画を公表。19年比で11％増と堅調な伸びを見込んだことが材料視されている。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.10ポイント（ 0.04％）安の254.23ポイント、深センB株指数が6.83ポイント（0.73％）高の946.38ポイントで終了した。

【亜州IR】



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