概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶりに反落、米経済指標の悪化が警戒
[20/04/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 78831.46 -1.36%
15日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1086.90ポイント安(-1.36%)の78831.46で取引を終了した。80034.8から77545.7まで下落した。
中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。米経済指標の悪化が警戒され、世界経済の一段悪化懸念からリスク回避の売りが広がった。また、原油価格の下落も資源銘柄の売り手がかり。ほかに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う業績悪化懸念から航空や銀行などの一角に売り圧力が高まった。
【ロシア】MICEX指数 2498.94 -5.05%
15日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比132.89ポイント安(-5.05%)の2498.94で取引を終了した。2617.19から2489.99まで下落した。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。取引時間内の原油価格が大幅に下落したことが資源セクターの売り手掛かり。また、米経済指標の悪化なども世界景気の先行き不安を強めた。ほかに、国際通貨基金(IMF)が世界経済の成長見通しを下方修正したことが引き続き嫌気された。
【インド】SENSEX指数は30379.81 -1.01%
15日のインドSENSEX指数は下落。前日比310.21ポイント安(-1.01%)の30379.81、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同68.55ポイント安(-0.76%)の8925.30で取引を終えた。
プラス圏で推移した後は終盤にマイナス圏に転落した。ロックダウン(都市封鎖)期間の延長が嫌気された。モディ首相は14日、国民の命を重視する姿勢を示し、経済的には多大な代償を払っているものの、現在実施しているロックダウン期間をいったん4月20日まで延長し、一部地域を見直してロックダウン期間を最終的に5月3日まで延長すると発表した。なお、ロックダウン期間の延長は2344億米ドル(約25兆3152億円)の経済損失をもたらすと試算されている。
【中国本土】上海総合指数 2811.17 -0.57%
15日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.11ポイント安(-0.57%)の2811.17ポイントと反落した。
世界経済の悪化が不安視される流れ。国際通貨基金(IMF)は14日、世界経済見通し(WEO)を更新し、2020年の世界成長率をマイナス3.0%に大幅下方修正した(1月時点はプラス3.3%)。新型コロナウイルス感染防止の大規模なロックダウンが世界に広がった事態などを注視し、1930年代の大恐慌以来で最悪の景気後退になると予測している。中国に関しては1.2%のプラス成長を見込んだものの、1月時点のプラス6.0%からは大幅に引き下げた。一方、中国当局は景気下支え策を強化する??との期待感が広がっている。中国人民銀行(中央銀行)が朝方実施した中期貸出制度(MLF)では、金利を3.15→2.95%に引き下げた。来週20日に公表される事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しても、「引き下げ可能性は高まった」との見方が一段と強まっている。
<CS>
15日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1086.90ポイント安(-1.36%)の78831.46で取引を終了した。80034.8から77545.7まで下落した。
中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。米経済指標の悪化が警戒され、世界経済の一段悪化懸念からリスク回避の売りが広がった。また、原油価格の下落も資源銘柄の売り手がかり。ほかに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う業績悪化懸念から航空や銀行などの一角に売り圧力が高まった。
【ロシア】MICEX指数 2498.94 -5.05%
15日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比132.89ポイント安(-5.05%)の2498.94で取引を終了した。2617.19から2489.99まで下落した。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。取引時間内の原油価格が大幅に下落したことが資源セクターの売り手掛かり。また、米経済指標の悪化なども世界景気の先行き不安を強めた。ほかに、国際通貨基金(IMF)が世界経済の成長見通しを下方修正したことが引き続き嫌気された。
【インド】SENSEX指数は30379.81 -1.01%
15日のインドSENSEX指数は下落。前日比310.21ポイント安(-1.01%)の30379.81、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同68.55ポイント安(-0.76%)の8925.30で取引を終えた。
プラス圏で推移した後は終盤にマイナス圏に転落した。ロックダウン(都市封鎖)期間の延長が嫌気された。モディ首相は14日、国民の命を重視する姿勢を示し、経済的には多大な代償を払っているものの、現在実施しているロックダウン期間をいったん4月20日まで延長し、一部地域を見直してロックダウン期間を最終的に5月3日まで延長すると発表した。なお、ロックダウン期間の延長は2344億米ドル(約25兆3152億円)の経済損失をもたらすと試算されている。
【中国本土】上海総合指数 2811.17 -0.57%
15日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.11ポイント安(-0.57%)の2811.17ポイントと反落した。
世界経済の悪化が不安視される流れ。国際通貨基金(IMF)は14日、世界経済見通し(WEO)を更新し、2020年の世界成長率をマイナス3.0%に大幅下方修正した(1月時点はプラス3.3%)。新型コロナウイルス感染防止の大規模なロックダウンが世界に広がった事態などを注視し、1930年代の大恐慌以来で最悪の景気後退になると予測している。中国に関しては1.2%のプラス成長を見込んだものの、1月時点のプラス6.0%からは大幅に引き下げた。一方、中国当局は景気下支え策を強化する??との期待感が広がっている。中国人民銀行(中央銀行)が朝方実施した中期貸出制度(MLF)では、金利を3.15→2.95%に引き下げた。来週20日に公表される事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しても、「引き下げ可能性は高まった」との見方が一段と強まっている。
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