概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反発、原油需要の減少観測や原油相場の下落
[20/04/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 77811.85 -1.29%
16日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1019.61ポイント安(-1.29%)の77811.85で取引を終了した。80167.2から77452.4まで下落した。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国内外の景気悪化懸念が引き続き圧迫材料。また、原油価格の下落も資源銘柄の売り手掛かりとなった。ほかに、1-3月期の中国の国内総生産(GDP)などが翌17日に発表されるため、見極めるムードも強まった。
【ロシア】MICEX指数 2515.05 +0.64%
16日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比16.11ポイント高(+0.64%)の2515.05で取引を終了した。2468.65から2550.84まで上昇した。
朝方はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。ドイツ政府が新型コロナウイルスの世界的流行(パンテミック)に伴う都市封鎖の実施について、徐々に緩和する計画を示したことが好感された。一方、原油需要の減少観測や原油相場の下落などが警戒された。また、世界経済の落ち込み観測も引き続き足かせになった。
【インド】SENSEX指数 30602.61 +0.73%
16日のインドSENSEX指数は小反発。前日比222.80ポイント高(+0.73%)の30602.61、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同67.50ポイント高(+0.76%)の8992.80で取引を終えた。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、今年のモンスーン(雨季)の降雨量が平年並みになるとの見通しもインフレ率の加速懸念を緩和させた。
【中国本土】上海総合指数 2819.94 +0.31%
16日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.76ポイント高(-0.31%)の2819.94ポイントと反発した。
中国の景気下支え策に期待感。中国人民銀行(中央銀行)が昨日実施した中期貸出制度(MLF)の金利が引き下げられたことで、来週20日に公表される事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しても、「引き下げはコンセンサス」との見方が強まった。一方、国家統計局はあす17日、今年1〜3月GDP成長率と3月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)を公表する。中国のGDP成長率に関しては、6.0%のマイナス成長に落ち込むとの予測。「景気指標の悪化は、当局が景気対策を強めることにつながる」との思惑も漂った。指数は小安く推移していたものの、後場途中にプラス転換している。
<CS>
16日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1019.61ポイント安(-1.29%)の77811.85で取引を終了した。80167.2から77452.4まで下落した。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国内外の景気悪化懸念が引き続き圧迫材料。また、原油価格の下落も資源銘柄の売り手掛かりとなった。ほかに、1-3月期の中国の国内総生産(GDP)などが翌17日に発表されるため、見極めるムードも強まった。
【ロシア】MICEX指数 2515.05 +0.64%
16日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比16.11ポイント高(+0.64%)の2515.05で取引を終了した。2468.65から2550.84まで上昇した。
朝方はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。ドイツ政府が新型コロナウイルスの世界的流行(パンテミック)に伴う都市封鎖の実施について、徐々に緩和する計画を示したことが好感された。一方、原油需要の減少観測や原油相場の下落などが警戒された。また、世界経済の落ち込み観測も引き続き足かせになった。
【インド】SENSEX指数 30602.61 +0.73%
16日のインドSENSEX指数は小反発。前日比222.80ポイント高(+0.73%)の30602.61、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同67.50ポイント高(+0.76%)の8992.80で取引を終えた。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、今年のモンスーン(雨季)の降雨量が平年並みになるとの見通しもインフレ率の加速懸念を緩和させた。
【中国本土】上海総合指数 2819.94 +0.31%
16日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.76ポイント高(-0.31%)の2819.94ポイントと反発した。
中国の景気下支え策に期待感。中国人民銀行(中央銀行)が昨日実施した中期貸出制度(MLF)の金利が引き下げられたことで、来週20日に公表される事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しても、「引き下げはコンセンサス」との見方が強まった。一方、国家統計局はあす17日、今年1〜3月GDP成長率と3月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)を公表する。中国のGDP成長率に関しては、6.0%のマイナス成長に落ち込むとの予測。「景気指標の悪化は、当局が景気対策を強めることにつながる」との思惑も漂った。指数は小安く推移していたものの、後場途中にプラス転換している。
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