概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶり反落、欧米による追加制裁懸念が高まる
[21/02/04]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 119724.72 +1.26%
3日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1490.91ポイント高(+1.26%)の119724.72で取引を終了した。118234.3から120210.4まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。経済指標の改善が好感された。12月の鉱工業生産は前年比で8.2%上昇し、前月の2.6%(改定値)と市場予想の5.5%を上回った。また、通貨レアルと原油の同時高もブラジル株の支援材料。このほか、海外環境が安定していることが買い安心感を与えた。
【ロシア】MICEX指数 3343.46 -0.50%
3日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比16.79ポイント安(-0.50%)の3343.46で取引を終了した。3376.83から3332.50まで下落した。
前半はプラス圏に回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が毒物を使われた事件をめぐり、欧米による対ロ制裁が追加されるとの懸念が指数の足かせに。一方、原油価格の上昇や経済指標の改善が支援材料となった。1月のマークイットサービス業購買担当者景気指数(PMI)は52.7となり、前月の48.0を大幅に上回った。
【インド】SENSEX指数 50255.75 +0.92%
3日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比458.03ポイント高(+0.92%)の50255.75、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同142.10ポイント高(+0.97%)の14789.95で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。前日の欧米市場の上昇を受け、インド市場にも買い先行した。また、経済指標の改善も支援材料。1月の日経製造業購買担当者景気指数(PMI)は57.7となり、前月の56.4を上回った。1月の輸出は前年同月比で5.4%増加し、2カ月連続で拡大。このほか、2021年の財政支出の大幅増加が引き続き好感された。
【中国本土】上海総合指数 3517.31 -0.46%
3日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.38ポイント安(-0.46%)の3517.31ポイントと3日ぶりに反落した。
引き締めの動きが警戒される流れ。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、リバースレポ取引により1000億人民元を市中に供給したが、満期到来分との差引では800億人民元の吸収超だった。人民銀・貨幣政策委員の馬駿氏は先ごろ、「(株や不動産など)一部分野でバブルが生じつつある」とコメントしている。また、春節(旧正月)の大型連休(11-14日)が来週から始まることも、投資家が買いを手控える一因となった。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国国内で新型コロナウイルス感染の再拡大に歯止めがかかりつつあることや、短期金利が低下するなど流動性のひっ迫懸念がやや薄らいでいることはプラス材料となる。
<NH>
3日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1490.91ポイント高(+1.26%)の119724.72で取引を終了した。118234.3から120210.4まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。経済指標の改善が好感された。12月の鉱工業生産は前年比で8.2%上昇し、前月の2.6%(改定値)と市場予想の5.5%を上回った。また、通貨レアルと原油の同時高もブラジル株の支援材料。このほか、海外環境が安定していることが買い安心感を与えた。
【ロシア】MICEX指数 3343.46 -0.50%
3日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比16.79ポイント安(-0.50%)の3343.46で取引を終了した。3376.83から3332.50まで下落した。
前半はプラス圏に回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が毒物を使われた事件をめぐり、欧米による対ロ制裁が追加されるとの懸念が指数の足かせに。一方、原油価格の上昇や経済指標の改善が支援材料となった。1月のマークイットサービス業購買担当者景気指数(PMI)は52.7となり、前月の48.0を大幅に上回った。
【インド】SENSEX指数 50255.75 +0.92%
3日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比458.03ポイント高(+0.92%)の50255.75、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同142.10ポイント高(+0.97%)の14789.95で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。前日の欧米市場の上昇を受け、インド市場にも買い先行した。また、経済指標の改善も支援材料。1月の日経製造業購買担当者景気指数(PMI)は57.7となり、前月の56.4を上回った。1月の輸出は前年同月比で5.4%増加し、2カ月連続で拡大。このほか、2021年の財政支出の大幅増加が引き続き好感された。
【中国本土】上海総合指数 3517.31 -0.46%
3日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.38ポイント安(-0.46%)の3517.31ポイントと3日ぶりに反落した。
引き締めの動きが警戒される流れ。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、リバースレポ取引により1000億人民元を市中に供給したが、満期到来分との差引では800億人民元の吸収超だった。人民銀・貨幣政策委員の馬駿氏は先ごろ、「(株や不動産など)一部分野でバブルが生じつつある」とコメントしている。また、春節(旧正月)の大型連休(11-14日)が来週から始まることも、投資家が買いを手控える一因となった。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国国内で新型コロナウイルス感染の再拡大に歯止めがかかりつつあることや、短期金利が低下するなど流動性のひっ迫懸念がやや薄らいでいることはプラス材料となる。
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