17日の香港市場概況:ハンセン0.6%高で続伸、科技指数1.8%上昇
[21/05/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
週明け17日の香港市場は、主要55銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比166.52ポイント(0.59%)高の28194.09ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が98.89ポイント(0.95%)高の10503.84ポイントとそろって続伸した。売買代金は1456億3300万香港ドルとなっている(14日は1508億7100万香港ドル)。
米株高を好感した買いが先行する流れ。先週末の米株市場は、米長期金利が低下する中、ハイテクなど高PERのグロース(成長)株が主導し、主要株価指数がそろって続伸した。中国指標の下振れで、国内金利上昇の懸念も後退。取引時間中に公表された4月の中国経済統計では、取引時間中に公表された4月の中国経済統計では、小売売上高や鉱工業生産などの伸びが事前予想以上に低下している。経済回復ペースの鈍化はマイナスとなるものの、インフレ高進の警戒感はやや薄らいだ。ただ、上値は限定的。シンガポールや台湾、日本などアジア各国の新型コロナウイルス感染再拡大を不安視している。香港政府は17日午後、シンガポールとの間で26日開始予定の「トラベルバブル」スキームについて、延期すると正式に発表した。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が4.2%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が3.8%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が3.3%高と上げが目立った。
ITやハイテクなど「ニューエコノミー」関連銘柄で構成されるハンセン科技指数は1.8%高と反発。主要な構成銘柄では、上記した美団のほか、中国インターネット検索最大手の百度集団(バイドゥ:9888/HK)が3.9%高、インターネットサービス中国大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.0%高などと値を上げている。
非鉄セクターもしっかり。新疆新キン鉱業(3833/HK)が7.5%高、江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)が5.3%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.5%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が1.7%高、江西銅業(358/HK)が1.2%高で引けた。
海運セクターも物色される。中遠海運HD(1919/HK)が5.9%高、東方海外(オリエント・オーバーシーズ:316/HK)が4.0%高、海豊国際HD(SITCインターナショナル・ホールディングス:1308/HK)が3.7%高、太平洋航運集団(2343/HK)が2.6%高で取引を終えた。
半面、中国金融セクターの一角はさえない。華泰証券(6886/HK)が1.9%、中信証券(6030/HK)が1.2%、中国工商銀行(1398/HK)が1.0%、交通銀行(3328/HK)が0.6%、中国人民保険集団(人保集団:1339/HK)が0.7%ずつ下落した。
一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.78%高の3517.62ポイントで取引を終了した。自動車や食品飲料など消費関連株が高い。ハイテク株、医薬品株、海運株、資源・素材株、発電株、インフラ関連株なども買われた。半面、保険・証券株は安い。不動産株、銀行株、防衛関連株も売られた。
亜州リサーチ(株)
<FA>
米株高を好感した買いが先行する流れ。先週末の米株市場は、米長期金利が低下する中、ハイテクなど高PERのグロース(成長)株が主導し、主要株価指数がそろって続伸した。中国指標の下振れで、国内金利上昇の懸念も後退。取引時間中に公表された4月の中国経済統計では、取引時間中に公表された4月の中国経済統計では、小売売上高や鉱工業生産などの伸びが事前予想以上に低下している。経済回復ペースの鈍化はマイナスとなるものの、インフレ高進の警戒感はやや薄らいだ。ただ、上値は限定的。シンガポールや台湾、日本などアジア各国の新型コロナウイルス感染再拡大を不安視している。香港政府は17日午後、シンガポールとの間で26日開始予定の「トラベルバブル」スキームについて、延期すると正式に発表した。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が4.2%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が3.8%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が3.3%高と上げが目立った。
ITやハイテクなど「ニューエコノミー」関連銘柄で構成されるハンセン科技指数は1.8%高と反発。主要な構成銘柄では、上記した美団のほか、中国インターネット検索最大手の百度集団(バイドゥ:9888/HK)が3.9%高、インターネットサービス中国大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.0%高などと値を上げている。
非鉄セクターもしっかり。新疆新キン鉱業(3833/HK)が7.5%高、江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)が5.3%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.5%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が1.7%高、江西銅業(358/HK)が1.2%高で引けた。
海運セクターも物色される。中遠海運HD(1919/HK)が5.9%高、東方海外(オリエント・オーバーシーズ:316/HK)が4.0%高、海豊国際HD(SITCインターナショナル・ホールディングス:1308/HK)が3.7%高、太平洋航運集団(2343/HK)が2.6%高で取引を終えた。
半面、中国金融セクターの一角はさえない。華泰証券(6886/HK)が1.9%、中信証券(6030/HK)が1.2%、中国工商銀行(1398/HK)が1.0%、交通銀行(3328/HK)が0.6%、中国人民保険集団(人保集団:1339/HK)が0.7%ずつ下落した。
一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.78%高の3517.62ポイントで取引を終了した。自動車や食品飲料など消費関連株が高い。ハイテク株、医薬品株、海運株、資源・素材株、発電株、インフラ関連株なども買われた。半面、保険・証券株は安い。不動産株、銀行株、防衛関連株も売られた。
亜州リサーチ(株)
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