概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、中国指標の発表が不安材料
[21/06/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 127327.4 -0.08%
29日のブラジル株式市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比101.80ポイント安(-0.08%)の127327.4で取引を終了した。127507.2から126184.1まで下落した。
中盤は下げ幅を拡大させたが、その後は前日の終値近辺まで値を戻した。通貨レアルが対米ドルで下落したことがブラジル株の足かせとなった。また、国内での新型コロナウイルス感染が引き続き高い水準にあることも警戒材料となった。一方、指数の下値は限定的。欧米市場の上昇が支援材料となった。また、成長予想の上方修正も引き続き好感された。
【ロシア】MICEX指数 3790.85 -0.91%
29日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比34.72ポイント安(-0.91%)の3790.85で取引を終了した。3821.59から3768.24まで下落した。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。ロシア国内での新型コロナウイルス変異種の流行が拡大していることが警戒され、リスク回避の売りが広がった。また、MOEX指数が過去最高値水準で推移しており、利益確定売り圧力も強まった。一方、原油価格の上昇などが指数を下支えした。
【インド】SENSEX指数 52549.66 -0.35%
29日のインドSENSEX指数は続落。前日比185.93ポイント安(-0.35%)の52549.66、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同66.25ポイント安(-0.42%)の15748.45で取引を終えた。
売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。インフレ加速への懸念が高まっている。原油価格の上昇に加え、国内のガス価格は10月から60%引き上げられる予定となり、一段のインフレ加速は警戒されている。また、主要なアジア市場が軟調な展開を示したこともインド株の売り圧力を強めた。
【中国本土】上海総合指数 3573.18 -0.92%
29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比33.19ポイント安(-0.92%)の3573.18ポイントと続落した。
中国指標の発表が不安材料として意識される流れ。あす公表される今年6月の製造業PMI(国家統計局などが集計)に関しては、5月実績からやや低下するとの予想がコンセンサスだ。今月報告された月次経済指標が総じて弱い内容だっただけに、足もとの経済動向を見極めたいとするスタンスが広がっている。また、一部の国で感染力の強い新型コロナウイルス変異種が流行し、再び行動規制を強化していることも懸念材料だ。経済回復の鈍化が警戒されている。
<CS>
29日のブラジル株式市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比101.80ポイント安(-0.08%)の127327.4で取引を終了した。127507.2から126184.1まで下落した。
中盤は下げ幅を拡大させたが、その後は前日の終値近辺まで値を戻した。通貨レアルが対米ドルで下落したことがブラジル株の足かせとなった。また、国内での新型コロナウイルス感染が引き続き高い水準にあることも警戒材料となった。一方、指数の下値は限定的。欧米市場の上昇が支援材料となった。また、成長予想の上方修正も引き続き好感された。
【ロシア】MICEX指数 3790.85 -0.91%
29日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比34.72ポイント安(-0.91%)の3790.85で取引を終了した。3821.59から3768.24まで下落した。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。ロシア国内での新型コロナウイルス変異種の流行が拡大していることが警戒され、リスク回避の売りが広がった。また、MOEX指数が過去最高値水準で推移しており、利益確定売り圧力も強まった。一方、原油価格の上昇などが指数を下支えした。
【インド】SENSEX指数 52549.66 -0.35%
29日のインドSENSEX指数は続落。前日比185.93ポイント安(-0.35%)の52549.66、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同66.25ポイント安(-0.42%)の15748.45で取引を終えた。
売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。インフレ加速への懸念が高まっている。原油価格の上昇に加え、国内のガス価格は10月から60%引き上げられる予定となり、一段のインフレ加速は警戒されている。また、主要なアジア市場が軟調な展開を示したこともインド株の売り圧力を強めた。
【中国本土】上海総合指数 3573.18 -0.92%
29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比33.19ポイント安(-0.92%)の3573.18ポイントと続落した。
中国指標の発表が不安材料として意識される流れ。あす公表される今年6月の製造業PMI(国家統計局などが集計)に関しては、5月実績からやや低下するとの予想がコンセンサスだ。今月報告された月次経済指標が総じて弱い内容だっただけに、足もとの経済動向を見極めたいとするスタンスが広がっている。また、一部の国で感染力の強い新型コロナウイルス変異種が流行し、再び行動規制を強化していることも懸念材料だ。経済回復の鈍化が警戒されている。
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