概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続伸、中国の金融緩和スタンスが相場を支える流れ
[21/07/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 128167.74 +0.45%
13日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比573.91ポイント高(+0.45%)の128167.74で取引を終了した。126441.1から128420.4まで上昇した。
前半はマイナス圏で推移したが、その後は買い戻された。貿易黒字の拡大が支援材料。先週(5-11日)の貿易黒字は20億1000万米ドル(約2211億円)となり、先週の10億米ドルを上回った。また、原油高も資源銘柄の物色手掛かり。一方、欧米株安などが指数の上値を抑えた。
【ロシア】MICEX指数 3877.03 +0.04%
13日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比1.42ポイント高(+0.04%)の3877.03で取引を終了した。3852.54から3891.54まで上昇した。
買いが先行した後は売りに押され、終盤は再び買い戻された。原油高が好感され、資源の一角に買いが広がった。一方、指数の上値は重い。新型コロナウイルス変異株の世界的な流行が引き続き警戒された。また、MOEX指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力も強まった。
【インド】SENSEX指数 52769.73 +0.76%
13日のインドSENSEX指数は強含み。前日比397.04ポイント高(+0.76%)の52769.73、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同119.75ポイント高(+0.76%)の15812.35で取引を終えた。
高く寄り付いた後は上げ幅をやや拡大させた。経済活動の順調回復が好感された。野村インターナショナルがまとめた先週の野村インドビジネス再開指数(NIBRI)は95.7となり、前週の91.0を上回ったほか、新型コロナウイルス感染「第2波」前の水準まで回復している。また、インフレ率の落ち着きも支援材料。6月の消費者物価指数(CPI)上昇率は6.26%となり、前月の6.30%と予想の6.59%を下回った。
【中国本土】上海総合指数 3566.52 +0.53%
13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比18.69ポイント高(+0.53%)の3566.52ポイントと続伸した。
中国の金融緩和スタンスが相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)が9日、市中銀行の預金準備率を0.5%引き下げる(15日付で実施)と発表したことが引き続き材料視された。引き下げ自体は一部で予想されていたが、対象と規模が事前予想を超えている。中国指標の改善も追い風。取引時間中に公表された今年6月の貿易統計は、輸出と輸入の伸びがそろって上振れた。なかでも人民元建て輸出は20.2%拡大し、前月実績(18.1%増)などを上回っている。ただ、上値は限定的。新興ハイテク株の下げが重しとなっている。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は前日に急伸し、足もとでは約6年ぶりに高値を付けていただけに、売り圧力が意識された。創業板指数は0.56%安と反落している。
<CS>
13日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比573.91ポイント高(+0.45%)の128167.74で取引を終了した。126441.1から128420.4まで上昇した。
前半はマイナス圏で推移したが、その後は買い戻された。貿易黒字の拡大が支援材料。先週(5-11日)の貿易黒字は20億1000万米ドル(約2211億円)となり、先週の10億米ドルを上回った。また、原油高も資源銘柄の物色手掛かり。一方、欧米株安などが指数の上値を抑えた。
【ロシア】MICEX指数 3877.03 +0.04%
13日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比1.42ポイント高(+0.04%)の3877.03で取引を終了した。3852.54から3891.54まで上昇した。
買いが先行した後は売りに押され、終盤は再び買い戻された。原油高が好感され、資源の一角に買いが広がった。一方、指数の上値は重い。新型コロナウイルス変異株の世界的な流行が引き続き警戒された。また、MOEX指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力も強まった。
【インド】SENSEX指数 52769.73 +0.76%
13日のインドSENSEX指数は強含み。前日比397.04ポイント高(+0.76%)の52769.73、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同119.75ポイント高(+0.76%)の15812.35で取引を終えた。
高く寄り付いた後は上げ幅をやや拡大させた。経済活動の順調回復が好感された。野村インターナショナルがまとめた先週の野村インドビジネス再開指数(NIBRI)は95.7となり、前週の91.0を上回ったほか、新型コロナウイルス感染「第2波」前の水準まで回復している。また、インフレ率の落ち着きも支援材料。6月の消費者物価指数(CPI)上昇率は6.26%となり、前月の6.30%と予想の6.59%を下回った。
【中国本土】上海総合指数 3566.52 +0.53%
13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比18.69ポイント高(+0.53%)の3566.52ポイントと続伸した。
中国の金融緩和スタンスが相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)が9日、市中銀行の預金準備率を0.5%引き下げる(15日付で実施)と発表したことが引き続き材料視された。引き下げ自体は一部で予想されていたが、対象と規模が事前予想を超えている。中国指標の改善も追い風。取引時間中に公表された今年6月の貿易統計は、輸出と輸入の伸びがそろって上振れた。なかでも人民元建て輸出は20.2%拡大し、前月実績(18.1%増)などを上回っている。ただ、上値は限定的。新興ハイテク株の下げが重しとなっている。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は前日に急伸し、足もとでは約6年ぶりに高値を付けていただけに、売り圧力が意識された。創業板指数は0.56%安と反落している。
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