概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続伸、中国の景気テコ入れ策に対する期待感
[21/08/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 119739.96 -0.78%
30日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比937.64ポイント安(-0.78%)の119739.96で取引を終了した。120684.5から119354.1まで下落した。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、その後は一進一退の展開を示した。ボルソナロ大統領と最高裁の対立や「来年の大統領選挙で不正があった場合、権限を移譲しない」とのボルソナロ大統領の発言などが圧迫材料。また、インフレ率の加速観測も追加利上げ懸念を強めた。一方、海外市場の上昇などが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 3928.50 +1.06%
30日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比41.12ポイント高(+1.06%)の3928.50で取引を終了した。3900.96から3928.50まで上昇した。
買いは先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米連邦準備制度理事会(FRB)が当面低金利を維持するとの期待が好感された。また、原油価格の上昇もウエートの高い資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、7月と8月の重要な経済指標が9月1日にそろって発表される予定となり、慎重ムードが強い。
【インド】SENSEX指数 56889.76 +1.36%
30日のインドSENSEX指数は続伸。前日比765.04ポイント高(+1.36%)の56889.76、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同225.85ポイント高(+1.35%)の16931.05で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。景気回復ペースがこれから加速するとの観測が支援材料。また、一連の景気対策に対する期待の高まりも関連セクターの物色手掛かり。政府はIT業界の納税猶予期間を延長する計画を示したほか、農村部の水質改善対策の予算として、向こう5年は1兆4200億ルピー(約2兆1158億円)を投入する予定だ。このほか、外国人投資家(FII)が買い越しに転じたことが指数をサポートした。
【中国本土】上海総合指数 3528.15 +0.17%
週明け30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比5.99ポイント高(+0.17%)の3528.15ポイントと続伸した。
中国の景気テコ入れ策に対する期待感が相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)など関係各局は27日、農村振興を支援する会議を開き、金融支援を強化する方針を確認した。市場の一部では、農村振興のほか、ハイテク製造やグリーン産業支援のため、人民銀が9月に預金準備率とあわせ銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」を引き下げるとの観測も流れている。ただ、上値は限定的。各分野に対する中国の締め付けにより、経済成長が鈍化するとの警戒感がくすぶっている。
<CS>
30日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比937.64ポイント安(-0.78%)の119739.96で取引を終了した。120684.5から119354.1まで下落した。
売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、その後は一進一退の展開を示した。ボルソナロ大統領と最高裁の対立や「来年の大統領選挙で不正があった場合、権限を移譲しない」とのボルソナロ大統領の発言などが圧迫材料。また、インフレ率の加速観測も追加利上げ懸念を強めた。一方、海外市場の上昇などが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 3928.50 +1.06%
30日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比41.12ポイント高(+1.06%)の3928.50で取引を終了した。3900.96から3928.50まで上昇した。
買いは先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米連邦準備制度理事会(FRB)が当面低金利を維持するとの期待が好感された。また、原油価格の上昇もウエートの高い資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、7月と8月の重要な経済指標が9月1日にそろって発表される予定となり、慎重ムードが強い。
【インド】SENSEX指数 56889.76 +1.36%
30日のインドSENSEX指数は続伸。前日比765.04ポイント高(+1.36%)の56889.76、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同225.85ポイント高(+1.35%)の16931.05で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。景気回復ペースがこれから加速するとの観測が支援材料。また、一連の景気対策に対する期待の高まりも関連セクターの物色手掛かり。政府はIT業界の納税猶予期間を延長する計画を示したほか、農村部の水質改善対策の予算として、向こう5年は1兆4200億ルピー(約2兆1158億円)を投入する予定だ。このほか、外国人投資家(FII)が買い越しに転じたことが指数をサポートした。
【中国本土】上海総合指数 3528.15 +0.17%
週明け30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比5.99ポイント高(+0.17%)の3528.15ポイントと続伸した。
中国の景気テコ入れ策に対する期待感が相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)など関係各局は27日、農村振興を支援する会議を開き、金融支援を強化する方針を確認した。市場の一部では、農村振興のほか、ハイテク製造やグリーン産業支援のため、人民銀が9月に預金準備率とあわせ銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」を引き下げるとの観測も流れている。ただ、上値は限定的。各分野に対する中国の締め付けにより、経済成長が鈍化するとの警戒感がくすぶっている。
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