概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4日ぶりに反落、インフレ高進懸念
[22/02/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 113572.4 +0.18%
11日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比204.6ポイント高(+0.18%)の113572.4で取引を終了した。113128.0から114899.3まで上昇した。
おおむねプラス圏で推移し、終盤は上げ幅を縮小させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、銀行セクターの上昇も指数をサポートした。一方、指数の上値は重い。ウクライナ情勢が緊迫していることなどが警戒された。
【ロシア】MOEX指数 3546.62 -2.99%
11日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比109.14ポイント安(-2.99%)の3546.62で取引を終了した。3596.74から3514.12まで下落した。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。利上げの実施が圧迫材料。ロシア中央銀行は11日、市場予想通り政策金利を8.50%から9.50%に引き上げると決定した。また、ウクライナ情勢が緊張していることなどもロシア株の売り圧力を強めた。ブリンケン米国務長官は11日、ロシアによるウクライナ侵攻について、いつでも起き得ると発言。北京冬季五輪の期間中も例外ではないとの認識を示した。
【インド】SENSEX指数 58152.92 -1.31%
11日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反落。前日比773.11ポイント安(-1.31%)の58152.92、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同231.10ポイント安(-1.31%)の17374.75で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。連日の上昇で高値警戒感が強まったほか、海外株の下落がインド株の売り圧力を強めた。また、インフレ高進懸念が解消されていないことも嫌気された。中長期のインフレ見通しについて、9.7%になると予測されており、引き続き高水準を維持している。
【中国本土】上海総合指数 3462.95 -0.66%
11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.96ポイント安(-0.66%)の3462.95ポイントと5日ぶりに反落した。
米金融引き締めの加速が懸念される流れ。インフレ高進を背景に、米金融当局は引き締めを急ぐとの見方が一段と高まっている。昨夜の米10年債利回りは節目の2%を突破。金利上昇圧力が中国でも強まると不安視された。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国経済対策の期待感で、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。中国では各種インフラプロジェクトが前倒しで着工されているほか、新規融資も急増している。中国人民銀行(中央銀行)が10日に発表した今年1月の金融統計では、国内金融機関の新規融資が前月実績から大幅に増加し、過去最高を記録した。
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11日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比204.6ポイント高(+0.18%)の113572.4で取引を終了した。113128.0から114899.3まで上昇した。
おおむねプラス圏で推移し、終盤は上げ幅を縮小させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、銀行セクターの上昇も指数をサポートした。一方、指数の上値は重い。ウクライナ情勢が緊迫していることなどが警戒された。
【ロシア】MOEX指数 3546.62 -2.99%
11日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比109.14ポイント安(-2.99%)の3546.62で取引を終了した。3596.74から3514.12まで下落した。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。利上げの実施が圧迫材料。ロシア中央銀行は11日、市場予想通り政策金利を8.50%から9.50%に引き上げると決定した。また、ウクライナ情勢が緊張していることなどもロシア株の売り圧力を強めた。ブリンケン米国務長官は11日、ロシアによるウクライナ侵攻について、いつでも起き得ると発言。北京冬季五輪の期間中も例外ではないとの認識を示した。
【インド】SENSEX指数 58152.92 -1.31%
11日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反落。前日比773.11ポイント安(-1.31%)の58152.92、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同231.10ポイント安(-1.31%)の17374.75で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。連日の上昇で高値警戒感が強まったほか、海外株の下落がインド株の売り圧力を強めた。また、インフレ高進懸念が解消されていないことも嫌気された。中長期のインフレ見通しについて、9.7%になると予測されており、引き続き高水準を維持している。
【中国本土】上海総合指数 3462.95 -0.66%
11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.96ポイント安(-0.66%)の3462.95ポイントと5日ぶりに反落した。
米金融引き締めの加速が懸念される流れ。インフレ高進を背景に、米金融当局は引き締めを急ぐとの見方が一段と高まっている。昨夜の米10年債利回りは節目の2%を突破。金利上昇圧力が中国でも強まると不安視された。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国経済対策の期待感で、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。中国では各種インフラプロジェクトが前倒しで着工されているほか、新規融資も急増している。中国人民銀行(中央銀行)が10日に発表した今年1月の金融統計では、国内金融機関の新規融資が前月実績から大幅に増加し、過去最高を記録した。
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