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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続落、ウクライナ情勢が緊迫

注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 111725.30 -1.02%
21日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1154.55ポイント安(-1.02%)の111725.30で取引を終了した。113404.8から111607.6まで下落した。

前半はプラス圏で推移したが、その後は売りに押された。ウクライナ情勢が緊迫していることが引き続き警戒され、リスク回避の売りが広がった。また、欧州市場が軒並み大幅下落したことも圧迫材料。国内では、追加の利上げ懸念などが引き続き嫌気された。

【ロシア】MOEX指数 3036.88 -10.50%
21日のロシア株式市場は大幅に3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比356.43ポイント安(-10.50%)の3036.88で取引を終了した。3460.42から2910.49まで下落した。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。MOEX指数はこの日、2020年3月以来の下げ幅を記録。ロシアがウクライナ親ロ派支配地域に軍隊を派遣したことを受け、欧米との対立が一段と激化している。これに伴うリスク回避の売りが広がった。また、欧州市場が軒並み大幅に下落したこともロシア株の売り圧力を強めた。

【インド】SENSEX指数 57683.59 -0.26%
21日のインドSENSEX指数は4日続落。前日比149.38ポイント安(-0.26%)の57683.59、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同69.65ポイント安(-0.40%)の17206.65で取引を終えた。

中盤はプラス圏を回復したが、その後は再び売りに押された。成長率の大幅鈍化懸念が嫌気された。10-12月期のGDP成長率について、前期の8.4%から5.8%に鈍化すると予測されている。また、ウクライナ情勢をめぐる外部環境の不透明感が増していることもリスク回避の売りを強めた。ほかに、この日のアジア市場がおおむね軟調な展開を示していたことを受け、インド株にも売り圧力が強まった。

【中国本土】上海総合指数 3490.61 -0.004%
週明け21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比0.14ポイント安(-0.004%)の3490.61ポイントと5日ぶりに反落した。

売り圧力が意識される流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、足もとで約4週ぶりの高値水準を回復していた。短期金利の上昇も逆風。人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)は21日、翌日物などが今年1月中旬に記録した高水準に接近している。朝方公表された銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」は、1年物と5年物がそれぞれ前回から据え置かれた。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。経済対策に対する期待感が持続している。指数は引けにかけて急速に値を戻し、一時、プラス圏に浮上した。



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