概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反落、通貨レアル安の進行がブラジル株の足かせに
[23/07/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
*09:47JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反落、通貨レアル安の進行がブラジル株の足かせに
【ブラジル】ボベスパ指数 117841.19 -0.32%
18日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比378.27ポイント安(-0.32%)の117841.19で引けた。日中の取引レンジは117,324.10 - 118,731.86となった。
小幅安で寄り付いた後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。通貨レアル安の進行がブラジル株の足かせに。また、貿易黒字の縮小や中国景気の回復遅れなども圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。米株高が支援材料となった。また、原油など資源価格の上昇も同セクターの物色手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 2917.61 +1.27%
18日のロシア株式市場は3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比36.91ポイント高(+1.27%)の2954.52ポイントで引けた。日中の取引レンジは2,922.74 - 2,955.81となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。資源銘柄に買いが広がったことが指数の上げを主導した。原油や金価格の上昇が支援材料となったもようだ。また、米株高や中国の景気対策への期待なども好感された。一方、欧米日が対ロ制裁を緩めない姿勢が引き続き圧迫材料となった。
【インド】SENSEX指数 66795.13 +0.31%
18日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比205.21ポイント高(+0.31%)の66795.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同37.80ポイント高(+0.19%)の19749.25で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。製造業景況感指数の改善が支援材料。インド商工会議所連盟(FICCI)が実施した最新調査では、4-6月期の企業景況感指数が前期の55から57に改善した。また、外資の流入期待が高まっていることも支援材料。シンガポール政府系投資会社テマセクはこのほど、向こう3年はインドに向けた投資額を100億米ドルに設定する方針を示した。外部環境では、米国の経済成長への期待が高まっていることが輸出の拡大期待を高めた。
【中国本土】上海総合指数 3197.82 -0.37%
18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比11.81ポイント安(-0.37%)の3197.82ポイントと続落した。
前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国景気の回復遅れが投資家心理の重しとなっている。前日公表された中国の経済指標では、今年第2四半期(4-6月)の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比6.3%にとどまり、市場予想(7.1%)を下回った。また、消費や不動産の関連統計も総じて弱い内容となっている。ただ、下値は限定的。中国景気の持ち直しをサポートするため、当局は経済対策を強めるとの期待も根強い状況だ。中国商務部は18日、家計消費の促進に向けた一連の支援策を発表している。市場の一部では、預金準備率の引き下げ観測も浮上した。
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【ブラジル】ボベスパ指数 117841.19 -0.32%
18日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比378.27ポイント安(-0.32%)の117841.19で引けた。日中の取引レンジは117,324.10 - 118,731.86となった。
小幅安で寄り付いた後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。通貨レアル安の進行がブラジル株の足かせに。また、貿易黒字の縮小や中国景気の回復遅れなども圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。米株高が支援材料となった。また、原油など資源価格の上昇も同セクターの物色手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 2917.61 +1.27%
18日のロシア株式市場は3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比36.91ポイント高(+1.27%)の2954.52ポイントで引けた。日中の取引レンジは2,922.74 - 2,955.81となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。資源銘柄に買いが広がったことが指数の上げを主導した。原油や金価格の上昇が支援材料となったもようだ。また、米株高や中国の景気対策への期待なども好感された。一方、欧米日が対ロ制裁を緩めない姿勢が引き続き圧迫材料となった。
【インド】SENSEX指数 66795.13 +0.31%
18日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比205.21ポイント高(+0.31%)の66795.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同37.80ポイント高(+0.19%)の19749.25で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。製造業景況感指数の改善が支援材料。インド商工会議所連盟(FICCI)が実施した最新調査では、4-6月期の企業景況感指数が前期の55から57に改善した。また、外資の流入期待が高まっていることも支援材料。シンガポール政府系投資会社テマセクはこのほど、向こう3年はインドに向けた投資額を100億米ドルに設定する方針を示した。外部環境では、米国の経済成長への期待が高まっていることが輸出の拡大期待を高めた。
【中国本土】上海総合指数 3197.82 -0.37%
18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比11.81ポイント安(-0.37%)の3197.82ポイントと続落した。
前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国景気の回復遅れが投資家心理の重しとなっている。前日公表された中国の経済指標では、今年第2四半期(4-6月)の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比6.3%にとどまり、市場予想(7.1%)を下回った。また、消費や不動産の関連統計も総じて弱い内容となっている。ただ、下値は限定的。中国景気の持ち直しをサポートするため、当局は経済対策を強めるとの期待も根強い状況だ。中国商務部は18日、家計消費の促進に向けた一連の支援策を発表している。市場の一部では、預金準備率の引き下げ観測も浮上した。
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