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CME、「ビットコイン以外の仮想通貨先物の上場を急がない」【フィスコ・ビットコインニュース】

ビットコインニュース
米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループの最高経営責任者(CEO)であるテリー・ダフィー氏は、ビットコイン以外の仮想通貨先物の上場を急がない考えであることが26日、ブルームバーグの報道により明らかとなった。

同報道によれば、テリー・ダフィー氏はビットコイン先物について「(これまでの金融商品の中で)最も議論を巻き起こした商品の立ち上げだったかもしれない」として、「今のところ、ビットコインに対しては様子見の姿勢をとるつもりである」と述べている。また、「大規模な資金フローは見られないが、問題はないと考えている。どちらにしても、時間がかかるだろう。私たちは正しい方法を選択する」と発言しているようだ。

CMEのビットコイン先物取引は、ライバルであるシカゴ・オプション取引所(CBOE)が開始してすぐ後、12月に開始した。CMEの提供するビットコイン先物の平均日次取引量は、2018年第1四半期の日次平均契約数が1,854枚だったのに対して2018年第2四半期は3,577枚へと増加した。

CBOEグローバルマーケッツ(CBOE.O)の最高執行責任者(COO)であるクリス・コンカノン氏は今月、昨年12月にビットコイン先物を上場させたのち、他の仮想通貨の派生商品拡大を検討していることを示唆している。同氏は声明の中で、イーサリアム先物上場に意欲を示しており、今回の報道により、CMEとCBOE両社においてアルトコインに対する考え方に相違があることが明らかになった。

米証券取引委員会(SEC)は26日、世界最大の仮想通貨取引所ジェミニ創設者のウィンクルボス兄弟のビットコインETF上場に関する2回目の申請を却下している。しかし、ヴァン・エック社とソリッドX社が提供するETF商品「SolidX Bitcoin Shares」はCBOEに上場予定である。委員会が決断を先送りする、または、却下する可能性も残るが、承認が期待されており、今後の動向が注目される。




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