個人投資家株師孔明:2018年4月の仮想通貨市場を振り返る【FISCOソーシャルレポーター】
[18/04/27]
提供元:株式会社フィスコ
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仮想通貨コラム
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株師孔明」氏(ブログ「株師孔明の株&仮想通貨ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2018年4月27日9時に執筆
【株師孔明の株&仮想通貨ブログ】にて、株や仮想通貨のブログを執筆している「株師孔明」と申します。どうぞ、お見知りおきを。
2018年4月は、仮想通貨市場にとって大きな動きのある月となった。
4月2週目に入り仮想通貨の主力とみられているビットコインが上昇相場へとトレンド転換した。このことにより、ビットコイン市場の出来高が増加し再び資金流入が起こってくると考えている。
■4月に入る前からレンジ相場となっていた
4月の仮想通貨市場を分析するにあたって、上昇相場へと転換する兆しのあるチャートに注目することが大切だ。3月末から4月11日以前においては、下落基調が止まり横ばいで推移している。つまり、売り圧力が抜けて、新たな方向性へと動く準備段階と考える事ができるだろう。
■移動平均線で見ても底値が堅く見える
4月初めからのチャートを移動平均線で分析していく。短期移動平均線を25日、中期移動平均線を75日として4月のチャートを見てみると、4月1日から既に移動平均線の下落の動きが緩やかになっており、この時点で上下何らかの変化が起きる可能性を意識できる。そして、4月12日の急騰でローソク足が、短期移動平均線を上抜ける形となり、ゴールデンクロスほどのサインではないが、市場の方向性に変化が起きていると判断することができるだろう。
■2018年4月12日以降は上昇トレンド
4月12日の高騰からは、分かりやすいチャートといえる動きで上昇傾向へと相場が形成されている。また、多くのアルトコイン含め仮想通貨市場が上昇トレンドへと動き始めた。移動平均線でチャートを見てみると、4月18日から19日にかけて短期・中期移動平均線ともに上向きのグラフへと変化している。このサインだけを見ても仮想通貨市場全体のトレンドが、レンジ相場から上昇相場へと転換したと見ることができるのではないだろうか。
■個別通貨の動き
ビットコイン(BTC)
主力の仮想通貨ビットコインは、初心者でも分かりやすい上昇相場の初期段階と個人的にみている。特に、4月に入ってから、下落相場が終了しレンジ相場で推移していたことと、出来高も落ち着いていたので、売り圧力が抜けたと考える事ができた相場・チャートといえるのではないだろうか。
イーサリアム(ETH)
イーサリアムもビットコインのチャートに沿うような、価格変動が起きていたと言える。つまり、ビットコインと同じく比較的チャート分析がしやすい形だったといえる。また、NASAが自動運転方式の宇宙探査船に、イーサリアムのブロックチェーン技術を活用する趣旨を発表したことも上昇要因といえるだろう。
リップル(XRP)
リップルの場合も、ビットコインが高騰した4月12日に価格が高騰しているのが分かる。また、4月末時点では、他の通貨と比較して急速な上昇を記録しているので、ロングポジションにとっては利益確定チャンスといえるだろう。
ビットコインキャッシュ(BCH)
ビットコインキャッシュは、4月の相場で2段階の上昇を記録している。1回目はビットコインの高騰に追随した格好で、2回目が4月18日に記録した高騰だろう。この時に、短期移動平均線を上抜けたことも上昇トレンドへ転換したとかんがえることが出来る。要因の1つは、Antpool(マイニングプール大手)が行ったburn(仮想通貨の一部を使えなくすること、これにより希少性が増し、価格上昇に繋がるとみられる)。だとされる。
ライトコイン(LTC)
ライトコインは、仮想通貨市場の上昇基調に沿って、4月12日から上昇トレンドへ転換したと考えられる。チャートの特徴としては、他の仮想通貨より緩やかな上昇基調なので、移動平均線で確認すると、上昇サインが4月下旬で出てくる。上昇要因としては、アメリカの企業、Aliant Payment Systemsと提携することが発表された。この提携により、今後世界的に利用されている、クレジットカードの決済処理にライトコインの利用可能性がでてきたと見ることができる。
ネム(XEM)
ネムも仮想通貨市場の上昇基調に沿って、4月上旬から上昇トレンドへと転換した。しかし、時価総額10位以内の仮想通貨と比較して、上昇傾向がやや弱い状態で推移している。例えば、4月12日のビットコイン高騰の際も、ネムは上昇して短期移動平均線より上抜ける形となったが、レンジ相場気味だった。上値が重い相場と見ることもできるが、売り圧力が強まるようなネガティブ材料も4月時点では出ていないので、緩やかな上昇基調として考えている。
■5月の展望
大きなネガティブ要因がなければ、5月も引き続き上昇傾向で進んでいくことが予想される。また、金融資本家や機関投資家が、仮想通貨市場へ資金投入する動きもあるので、それによる出来高が急増した場合には、価格帯が更に大きく上昇する可能性があるだろう。
■まとめ
4月の仮想通貨市場は、順張り投資をメインとしている仮想通貨投資家にとって、良い相場といえる動きだっただろう。主な要因としては、売り圧力が徐々に抜けたことによる、心理的不安感が解消されつつあったこと、米国の確定申告シーズンがひとまず完了したことなどが考えられる。また、個別通貨も出資や他分野からの技術利用の検討などで、買い圧力が高まったと考えられる。
引き続き仮想通貨市場に注目しておきたい。
その他の仮想通貨に関する情報・展望は、ブログの方でも詳しく綴っているので、「株師孔明の株&仮想通貨ブログ」と検索し、目を通して頂ければ幸いである。
最新のテーマ株や注目している仮想通貨などもブログにて多数紹介中。
ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ネム、HERO、ICO、人工知能(AI)関連銘柄、防衛関連銘柄、EV関連銘柄、フィンテック関連銘柄、トランプ関連銘柄、ドローン関連銘柄、VR関連銘柄、リチウムイオン電池関連銘柄、IoT関連銘柄、ブロックチェーン関連銘柄、東京オリンピック関連銘柄、VR関連銘柄、自動運転関連銘柄、仮想通貨関連銘柄、ビットコイン関連銘柄など。
興味をもたれた投資家の諸兄姉に目を通して頂き役立てて頂ければ幸いである。
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執筆者名:株師孔明
ブログ名:株師孔明の株&仮想通貨ブログ
ツイッター:@kabusikoumei
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※2018年4月27日9時に執筆
【株師孔明の株&仮想通貨ブログ】にて、株や仮想通貨のブログを執筆している「株師孔明」と申します。どうぞ、お見知りおきを。
2018年4月は、仮想通貨市場にとって大きな動きのある月となった。
4月2週目に入り仮想通貨の主力とみられているビットコインが上昇相場へとトレンド転換した。このことにより、ビットコイン市場の出来高が増加し再び資金流入が起こってくると考えている。
■4月に入る前からレンジ相場となっていた
4月の仮想通貨市場を分析するにあたって、上昇相場へと転換する兆しのあるチャートに注目することが大切だ。3月末から4月11日以前においては、下落基調が止まり横ばいで推移している。つまり、売り圧力が抜けて、新たな方向性へと動く準備段階と考える事ができるだろう。
■移動平均線で見ても底値が堅く見える
4月初めからのチャートを移動平均線で分析していく。短期移動平均線を25日、中期移動平均線を75日として4月のチャートを見てみると、4月1日から既に移動平均線の下落の動きが緩やかになっており、この時点で上下何らかの変化が起きる可能性を意識できる。そして、4月12日の急騰でローソク足が、短期移動平均線を上抜ける形となり、ゴールデンクロスほどのサインではないが、市場の方向性に変化が起きていると判断することができるだろう。
■2018年4月12日以降は上昇トレンド
4月12日の高騰からは、分かりやすいチャートといえる動きで上昇傾向へと相場が形成されている。また、多くのアルトコイン含め仮想通貨市場が上昇トレンドへと動き始めた。移動平均線でチャートを見てみると、4月18日から19日にかけて短期・中期移動平均線ともに上向きのグラフへと変化している。このサインだけを見ても仮想通貨市場全体のトレンドが、レンジ相場から上昇相場へと転換したと見ることができるのではないだろうか。
■個別通貨の動き
ビットコイン(BTC)
主力の仮想通貨ビットコインは、初心者でも分かりやすい上昇相場の初期段階と個人的にみている。特に、4月に入ってから、下落相場が終了しレンジ相場で推移していたことと、出来高も落ち着いていたので、売り圧力が抜けたと考える事ができた相場・チャートといえるのではないだろうか。
イーサリアム(ETH)
イーサリアムもビットコインのチャートに沿うような、価格変動が起きていたと言える。つまり、ビットコインと同じく比較的チャート分析がしやすい形だったといえる。また、NASAが自動運転方式の宇宙探査船に、イーサリアムのブロックチェーン技術を活用する趣旨を発表したことも上昇要因といえるだろう。
リップル(XRP)
リップルの場合も、ビットコインが高騰した4月12日に価格が高騰しているのが分かる。また、4月末時点では、他の通貨と比較して急速な上昇を記録しているので、ロングポジションにとっては利益確定チャンスといえるだろう。
ビットコインキャッシュ(BCH)
ビットコインキャッシュは、4月の相場で2段階の上昇を記録している。1回目はビットコインの高騰に追随した格好で、2回目が4月18日に記録した高騰だろう。この時に、短期移動平均線を上抜けたことも上昇トレンドへ転換したとかんがえることが出来る。要因の1つは、Antpool(マイニングプール大手)が行ったburn(仮想通貨の一部を使えなくすること、これにより希少性が増し、価格上昇に繋がるとみられる)。だとされる。
ライトコイン(LTC)
ライトコインは、仮想通貨市場の上昇基調に沿って、4月12日から上昇トレンドへ転換したと考えられる。チャートの特徴としては、他の仮想通貨より緩やかな上昇基調なので、移動平均線で確認すると、上昇サインが4月下旬で出てくる。上昇要因としては、アメリカの企業、Aliant Payment Systemsと提携することが発表された。この提携により、今後世界的に利用されている、クレジットカードの決済処理にライトコインの利用可能性がでてきたと見ることができる。
ネム(XEM)
ネムも仮想通貨市場の上昇基調に沿って、4月上旬から上昇トレンドへと転換した。しかし、時価総額10位以内の仮想通貨と比較して、上昇傾向がやや弱い状態で推移している。例えば、4月12日のビットコイン高騰の際も、ネムは上昇して短期移動平均線より上抜ける形となったが、レンジ相場気味だった。上値が重い相場と見ることもできるが、売り圧力が強まるようなネガティブ材料も4月時点では出ていないので、緩やかな上昇基調として考えている。
■5月の展望
大きなネガティブ要因がなければ、5月も引き続き上昇傾向で進んでいくことが予想される。また、金融資本家や機関投資家が、仮想通貨市場へ資金投入する動きもあるので、それによる出来高が急増した場合には、価格帯が更に大きく上昇する可能性があるだろう。
■まとめ
4月の仮想通貨市場は、順張り投資をメインとしている仮想通貨投資家にとって、良い相場といえる動きだっただろう。主な要因としては、売り圧力が徐々に抜けたことによる、心理的不安感が解消されつつあったこと、米国の確定申告シーズンがひとまず完了したことなどが考えられる。また、個別通貨も出資や他分野からの技術利用の検討などで、買い圧力が高まったと考えられる。
引き続き仮想通貨市場に注目しておきたい。
その他の仮想通貨に関する情報・展望は、ブログの方でも詳しく綴っているので、「株師孔明の株&仮想通貨ブログ」と検索し、目を通して頂ければ幸いである。
最新のテーマ株や注目している仮想通貨などもブログにて多数紹介中。
ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ネム、HERO、ICO、人工知能(AI)関連銘柄、防衛関連銘柄、EV関連銘柄、フィンテック関連銘柄、トランプ関連銘柄、ドローン関連銘柄、VR関連銘柄、リチウムイオン電池関連銘柄、IoT関連銘柄、ブロックチェーン関連銘柄、東京オリンピック関連銘柄、VR関連銘柄、自動運転関連銘柄、仮想通貨関連銘柄、ビットコイン関連銘柄など。
興味をもたれた投資家の諸兄姉に目を通して頂き役立てて頂ければ幸いである。
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執筆者名:株師孔明
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