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じょかじょか:運営側に回って初めて見えたエアドロップの現状【FISCOソーシャルレポーター】【フィスコ・仮想通貨コラム】

仮想通貨コラム
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家じょかじょか氏(ブログ「黙ってガチホせんかい!!」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年6月22日0時に執筆

こんにちは。
「黙ってガチホせんかい!!」運営のじょかじょかです。

皆さんは「エアドロップ」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。エアドロップとは、知名度を上げるプロモーション目的や保有者を増やす=経済圏拡大目的で行われる仮想通貨の無料配布のことです。

上場前の仮想通貨銘柄を購入するICOと比較し、エアドロップは無料配布されるので、その時点で金銭的な損失を被ることがないため、参加者のハードルが下がります。また、日本国内で作成されたコインは日本語に対応しているため、日本人の参加ハードルが下がります。

上記の観点から、国産コインのエアドロップは現在日本国内で人気が出ているようです。

この度、国産コインのエアドロップ運営に私も参加し、衝撃的な事実に複数直面しましたので、この経験を皆様にお伝えしようかと思います。


☆国産コインの運営に参加

今回私が運営に参加した国産コインは「御結びコイン」という銘柄です。
4方良しの新アフィリエイトシステム構築を目的としています。

2018.6.1〜2018.6.3まで公式サイトにて申請受付を行いました(実際の配布も既に終えています)。

この御結びコイン(OmusubiCoin)では、ユーザーがエアドロップに参加するべきか判断するための材料として、公式HPとホワイトペーパーを用意しました。また、常時ツイッターにて問い合わせ対応も行いました。

さて、そんな御結びコインのエアドロップでじょかじょかが直面した、衝撃的な事実とは・・・

★不正申請と申請不備数

今回のエアドロップでは、国産コイン人気の後押しもあり、3日で約6000名の申請を頂きました。申請時は、事前にツイッターにて指定アカウントのフォロー、指定ツイートのリツイートを必須化。また申請にあたっては、自分のツイッターアカウント、メールアドレス、waves wallet adressの3点を必須としました。

その結果、約6000名の申請者に対し、指定フォローが3511名、指定リツイートが2259名となり、ツイッターでの手順を踏まずに申請のみ行った方は約61%でした。また申請において、自分以外のツイッターアカウントを流用、存在しないメールアドレスで申請、イーサウォレットアドレスを記載等、不正申請や申請不備も多発しました。この結果、最終的な配布対象者は、申請者に対し33%となる2000名に届きませんでした。


☆公式HP確認者

御結びコインのエアドロップ申請開始前日から締切までの2018.5.31〜2018.6.3の4日間で、御結びコイン公式HP閲覧数は1741回でした。

つまり約6000名の申請者のうち、単純計算で約29%しかエアドロップ参加の判断材料を確認しておらず、大多数の方々は直接申請ページにとんでいるという結果となりました。


★参加者使用言語

また、参加者のうち使用言語上位3つは以下の通りでした。

英語(1358名)、日本語(1342名)、ベトナム語(763名)。

4位は一気に差が開き、インドネシア語(53名)でした。


☆複数の衝撃

今回私が最も驚いた点は「不正申請と申請不備数」です。

当初の予定よりも申請数の増加率が高かったため、エアドロップ期間を大幅短縮しましたが、結果的には短縮の必要はありませんでした。それどころか、本来5000万枚配布予定であったにも関わらず、1100万枚しか配れず、運営側参加者共にチャンスロスとなってしまいました。

続いては「公式HP確認者」です。

無料で配布される宝くじ感覚での参加者が多く、各銘柄のコンセプトやエアドロップ参加判断を行っている方が少ないことに驚きました。貰えるものは貰うという考えが、現在のエアドロップ参加者のなかでは多数派なのだと思います。

最後に「参加者使用言語」です。

日本国産コインは日本国内で人気があるものと考えていましたが、大きく異なっていました。日本人が運営しているということに対して安心感・信頼を持つのは、どうやら英語圏の方のようです。

また、ベトナムが仮想通貨に高い興味を示していることも初めて分かりました。一方で、韓国(1名)やドイツ(2名)では関心が薄い点もイメージと異なり、私の持つ「外国の仮想通貨及びエアドロップ」に対する印象を大きく覆すことになりました。

さて、今回は運営側に回って初めて見えた「エアドロップの現状」をお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。今後エアドロップに参加する予定のある方、運営を行う方は是非参考にしてみて下さい。

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執筆者名:じょかじょか
ブログ名:黙ってガチホせんかい!!




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