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もしビットコインが使えなくなったら、あなたはどのくらいショック?【フィスコ・仮想通貨コラム】

仮想通貨コラム
「もしこの製品が使えないという事態になったら、あなたはどのくらい残念に思いますか」

これは、いわゆる「グロース・ハック」の提唱者であるショーン・エリス が考えたアンケートの設問だ。エリスはドロップボックスやオンラインチケットサービスのイベントブライト、リモートアクセスサービスのログミーインといった企業でユーザー数を急増させるのに一役買ってきた。

エリスはこの問いを、企業が規模を拡大する際に必要な「プロダクト・マーケット・フィット」(PMF)に到達できているかどうかを測るために使っている。人々が当該製品のことを大事に思っているかどうかをこれで割り出そうというわけだ。もし大事に思ってもらえているなら規模の拡大は容易だし、そうでないなら企業は、消費者が大事に思うような何か別のものに軸足を移すことを考えるべきだろう。エリスの考える目標は40%。当該製品を使えなくなったらとても残念に思うと答えたユーザーが全体の40%を上回るなら、その製品はPMFを達成できているというわけだ。

人気ゲーム「ファームビル」の生みの親の1人でブロックチェーン分野におけるエンジェル投資家でもあるシーチャオ・ヤンは、ツイッターのフォロワー(約2万8000人)に対し、25種類以上の仮想通貨についてこの問いを投げかけた。もちろん全員から回答が得られたわけではないが、それでも結果は興味深いものだった。下に挙げたのが、ヤンが発表したアンケートの結果だ(『結果次第』という答えを除いた割合)。

ビットコイン(Bitcoin) - 73.8%
イーサリアム(Ethereum) - 45.9%
モネロ(Monero) - 39.1%
ドージコイン(Dogecoin) - 24.1%
ゼロエックス(0x) - 20%

40%の壁を越えたのはビットコインとイーサリアムだけで、上位6位以下になると「とても残念に思う」と答えた割合は急降下。大半の仮想通貨では「とても残念に思う」と答えたユーザー数は10%前後という結果だった。ツイッターを使った簡単な調査ではあるが、ここからは(一部とは言え)ブロックチェーンに関心を持つ人々がそれぞれの仮想通貨をどのくらい重視しているかが垣間見える。

(記事提供:LONGHASH)



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