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DeFiプロジェクト「DODO」【フィスコ・暗号資産コラム】

暗号資産コラム
DODOは、UniswapなどのAMM(Automated Market Maker)に対して、オラクルで外部の価格を取得することにより「Impermanent Loss」(一時的な損失)を防ぐことを目的とした「PMM」(Proactive Market Maker)を採用するプロジェクトである。2020年7月にPeckshieldが監査を済ませた。

AMMの欠点は、取引が発生しないと価格が変動しないために生じるImpermanent Lossが避けられないことであるが、DODOはPMMによる「No Impermanent Loss」を主張する。PMMと呼ばれるアルゴリズムは、価格オラクルで資産の市場価格を外部から取得し、市場価格に近い所で十分な流動性を提供することを目的として、市場価格から遠く離れると流動性が急激に低下するように調整を行う。

市場価格の近辺ではUniswapよりDODOの価格曲線の方が平坦であるため、PMMが提供する価格の方がAMMよりも有利となる。また、市場価格が変化すると、AMMでは受動的に価格が変更される一方、PMMは積極的に価格曲線を同じ方向にシフトすることで、市場価格付近の価格曲線がフラットに保たれるようにする。

8月27日、DODOはメインネットで ETH-USDとLINK-USDの価格取得を開始した。9月2日からは5つのペアに流動性の提供が開始され、基盤トークンDODOの配布が行われている。プロジェクト開始からTVLは短期間で急増し、10月19日時点でのDeFiPulseのランキングでは17位となった。しかし、一部ペアでのファーミングの利率が引き下げられる一方、DODOに関連するペアの利率を優遇する措置が採られたことを受けて、TVLは減少に転じた。10月27日時点でのランキングは22位である。



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