病みつき注意!魔性のいきもの【Book】
[19/02/28]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
実日ブックレビュー
あなたはネコ派?それともイヌ派?
長い間この論争は、繰り返されてきた。
正直に言ってこの闘いは永遠に終わらないものだろう。
(実際、筆者もちょっと前までは猫こそが至高の存在と考えるような“ネコ過激派”であったのにもかかわらず、現在は断固イヌ派の姿勢をとっており、自分の中でこの派閥の変革はまだありうるのではないか?と怯えながらも、結局「ネコ」と「イヌ」どっちもサイコ〜!という結論にたどり着きつつある)
それだけ、どちらも動物を愛する者たち(または、そうでない者たちにさえも)を魅了する生物であるということなのだが・・・。
しか〜し!!!
筆者は、あえてここで2大勢力すらも脅かす(?)勢いで急成長中の新たな派閥の「爬虫類」派を推していきたいと思う。(ドーン!)
いわゆる“ハチュウルイ”に分類される生き物というと「キモチワルイ・・・」や「怖い」などと言われがちな時代もあったが、今では「鋭い目つきが?」「意外とかわいい」というようにその魅力がコアな層の間だけでなく、一般的に広がっている。
そしてその陰には、「爬虫類カフェ」の普及が大いに関係しているように思う。
筆者は、無類の動物大好きマン(ちょっとした時間があると、ソシャゲの片手間にありとあらゆるジャンルの動物動画を漁りまくるほどの)であるのだが、本格的に爬虫類に目覚めたのは大学生の頃であった。
気になりだしたきっかけは、なんであったか・・・とうの昔に忘れてしまったが、その魅力にのめりこむ程夢中になった要因は間違いなく爬虫類カフェをこの身を持って知ってしまったことであろう。
体験内容を簡単に説明すると、まず店内に入ると当たり前ではあるが、ハチュウルイ・ハチュウルイ・ハチュウルイ・・・。
爬虫類の宝物庫。
自分の周りが蛇やらトカゲやらに囲まれるという最高なシチュエーションに。
そして、ゆったりとしたソファに座り、ドリンクの注文さえすれば、あとは自分が気になった子を指名して戯れるだけ。
あれここなんていうキャバクラ・・・?
もちろん、直接お客様のお相手をする子たちなので毒やケガなどの危険は心配しなくても大丈夫。
人間になれているので、人懐っこい性格の子がいたりもする。
また上級者向けに、オプションで餌やりや、中には彼らの餌になるハズの蟲のお酒やゲテモノフードなどを頼むことができるお店まであったり・・・。(筆者はご免こうむるが!!!)
あれ本当にここなんていう(以下略
といったように、初心者から、配偶者(※ペット)を選びに来る人、さらにその上をゆく猛者、といった風にさまざまなレベルに適した交流の場となっていた。
普段の生活の中で、自然にそれほど接しない人には難しく、常に自然の中で暮らす人には別段意識されないのが、爬虫類。
そんな彼らの魅力を、存分に味わえる空間を体験したことは大きかった。
このように爬虫類の魅力に憑りつかれた筆者が、同類の方たちに是非読んでもらいたいのが、本書『マドンナはガラスケーズの中』。
物語は、爬虫類専門店に勤務する爬虫類が好きすぎてちょっぴりおかしい主人公(30代男性)と、ペットショップに訪れた、どことなく妖しい雰囲気の魔性の美少女との出会いからはじまる。
この美少女が、いったい何者なのかは本書で確認していただくとして・・・。
気にはなっているが、まだまだ爬虫類について知らない!という方にもおすすめしたい。
というのも、爬虫類専門ペットショップでのお話なので、多彩なキャラクターたちのやり取りを通して、爬虫類たちの生態系から飼い方、病気まで一通りとても分かりやすく描かれているのだ。
まさにコミックで読む「爬虫類の入門書」ともいえる。
実際に、カフェに行ってお触りするのはまだちょっと・・・という方にはぜひ一度読んでみてほしい。
きっとあなたも爬虫類のトリコに・・・!
ちなみに余談であるが、もしも爬虫類をペットにするなら、筆者のおすすめの子は本書でも登場する大人気の「ヒョウモントカゲモドキ」という種類のトカゲ。
初心者でも飼いやすく、一時飼い主に手を振る動画で話題になった人気者である。
触ってみると分かるのだが、しっぽの“ぷにぷに”感が、たまらないのだ・・・!
(実業之日本社 販売マーケティング本部 王 佳那)
『マドンナはガラスケースの中(1)』 スガワラエスコ 著 680円+税 実業之日本社
<HH>
長い間この論争は、繰り返されてきた。
正直に言ってこの闘いは永遠に終わらないものだろう。
(実際、筆者もちょっと前までは猫こそが至高の存在と考えるような“ネコ過激派”であったのにもかかわらず、現在は断固イヌ派の姿勢をとっており、自分の中でこの派閥の変革はまだありうるのではないか?と怯えながらも、結局「ネコ」と「イヌ」どっちもサイコ〜!という結論にたどり着きつつある)
それだけ、どちらも動物を愛する者たち(または、そうでない者たちにさえも)を魅了する生物であるということなのだが・・・。
しか〜し!!!
筆者は、あえてここで2大勢力すらも脅かす(?)勢いで急成長中の新たな派閥の「爬虫類」派を推していきたいと思う。(ドーン!)
いわゆる“ハチュウルイ”に分類される生き物というと「キモチワルイ・・・」や「怖い」などと言われがちな時代もあったが、今では「鋭い目つきが?」「意外とかわいい」というようにその魅力がコアな層の間だけでなく、一般的に広がっている。
そしてその陰には、「爬虫類カフェ」の普及が大いに関係しているように思う。
筆者は、無類の動物大好きマン(ちょっとした時間があると、ソシャゲの片手間にありとあらゆるジャンルの動物動画を漁りまくるほどの)であるのだが、本格的に爬虫類に目覚めたのは大学生の頃であった。
気になりだしたきっかけは、なんであったか・・・とうの昔に忘れてしまったが、その魅力にのめりこむ程夢中になった要因は間違いなく爬虫類カフェをこの身を持って知ってしまったことであろう。
体験内容を簡単に説明すると、まず店内に入ると当たり前ではあるが、ハチュウルイ・ハチュウルイ・ハチュウルイ・・・。
爬虫類の宝物庫。
自分の周りが蛇やらトカゲやらに囲まれるという最高なシチュエーションに。
そして、ゆったりとしたソファに座り、ドリンクの注文さえすれば、あとは自分が気になった子を指名して戯れるだけ。
あれここなんていうキャバクラ・・・?
もちろん、直接お客様のお相手をする子たちなので毒やケガなどの危険は心配しなくても大丈夫。
人間になれているので、人懐っこい性格の子がいたりもする。
また上級者向けに、オプションで餌やりや、中には彼らの餌になるハズの蟲のお酒やゲテモノフードなどを頼むことができるお店まであったり・・・。(筆者はご免こうむるが!!!)
あれ本当にここなんていう(以下略
といったように、初心者から、配偶者(※ペット)を選びに来る人、さらにその上をゆく猛者、といった風にさまざまなレベルに適した交流の場となっていた。
普段の生活の中で、自然にそれほど接しない人には難しく、常に自然の中で暮らす人には別段意識されないのが、爬虫類。
そんな彼らの魅力を、存分に味わえる空間を体験したことは大きかった。
このように爬虫類の魅力に憑りつかれた筆者が、同類の方たちに是非読んでもらいたいのが、本書『マドンナはガラスケーズの中』。
物語は、爬虫類専門店に勤務する爬虫類が好きすぎてちょっぴりおかしい主人公(30代男性)と、ペットショップに訪れた、どことなく妖しい雰囲気の魔性の美少女との出会いからはじまる。
この美少女が、いったい何者なのかは本書で確認していただくとして・・・。
気にはなっているが、まだまだ爬虫類について知らない!という方にもおすすめしたい。
というのも、爬虫類専門ペットショップでのお話なので、多彩なキャラクターたちのやり取りを通して、爬虫類たちの生態系から飼い方、病気まで一通りとても分かりやすく描かれているのだ。
まさにコミックで読む「爬虫類の入門書」ともいえる。
実際に、カフェに行ってお触りするのはまだちょっと・・・という方にはぜひ一度読んでみてほしい。
きっとあなたも爬虫類のトリコに・・・!
ちなみに余談であるが、もしも爬虫類をペットにするなら、筆者のおすすめの子は本書でも登場する大人気の「ヒョウモントカゲモドキ」という種類のトカゲ。
初心者でも飼いやすく、一時飼い主に手を振る動画で話題になった人気者である。
触ってみると分かるのだが、しっぽの“ぷにぷに”感が、たまらないのだ・・・!
(実業之日本社 販売マーケティング本部 王 佳那)
『マドンナはガラスケースの中(1)』 スガワラエスコ 著 680円+税 実業之日本社
<HH>