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広島銀行が将来的な全行適用を目指したロボットによる業務自動化(RPA)の実証実験を富士通と開始

TOKYO, Sep 5, 2017 - (JCN Newswire) - 株式会社広島銀行(本店:広島県広島市、代表取締役頭取:池田晃治、以下 広島銀行)と富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中達也、以下 富士通)は、広島銀行の行内業務において、人の作業を代替するソフトウェアのロボットによる業務自動化(以下 RPA(注1))の適合性を検証する実証実験を、2017年9月5日から約5カ月間行います。

今回、広島銀行にてRPAの適合性があると見込まれるデータ集計などの複数の行内業務において、富士通がKofax Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:ギュンター・ツォーン、以下 Kofax)のRPAパッケージ「Kapow10(カパゥテン)」を用いてロボット開発を実施し、業務ごとの適合性を整理します。

本実証実験を通じて、広島銀行では、将来的なRPAの全行適用による、抜本的な業務効率化の実現と付加価値の高いサービスの提供を目指します。

背景

近年、子育てや介護などで働く時間に制約がある社員の増加や、全社的な労働時間削減に対応するため、企業における働き方改革が求められています。その中でRPAは、人が実施している作業をソフトウェアのロボットにより補完・代替するソリューションとして、導入ニーズが高まっていることから、広島銀行はRPAの全行適用に向けた実証実験を富士通と共同で開始します。

実証実験の概要

1. 実証期間
2017年9月5日(火曜日)〜2018年1月下旬

2. 実証対象業務
広島銀行の事務集中部門を中心に対象業務を複数選定

3. 実証内容
本格展開に向けて必要となる準備を全て完了させることを目的とし、以下のステップに分けて実証実験を行います。

Step1:準備
机上評価にてRPA適合性があると見込まれる対象業務の選定
Step2:開発・測定・整理
Step1で選定した対象業務において「Kapow」をベースとしたロボット開発・効果測定・課題整理
Step3:パターン化・展開計画策定
Step2で高い効果があった複数の対象業務を類似業務に分けてRPAを共通的に適用するためのパターン化、OHR(注2)算出、展開計画策定

今後の展開

広島銀行は、将来的にRPAを全行で適用することを目標とする中、本実証実験の結果を踏まえたうえで、効果の高い業務から順次RPAを導入し、抜本的な業務効率化の実現と付加価値の高いサービスの提供を目指します。

富士通は、本実証実験によるノウハウやこれまで培ってきた業務可視化ノウハウを活用し、従来からの強みである営業店システムでの活用を含め、金融機関におけるRPA導入を支援していきます。将来的には、定型業務の自動化のみならず、非定型業務の自動化やAI活用による業務自律化を目指していきます。

注釈
注1 RPA:
Robotic Process Automation。これまで人間が行っていた定型作業をソフトウェアロボットが代替することで、主にホワイトカラー業務の効率化・自動化の取組みを行うことである。人間の補完として業務を遂行できることから、仮想知的労働者(Digital Labor)とも言われている。
注2 OHR:
Over Head Ratio。銀行業務の効率性を示す指標の一つで、営業経費の粗利益に対する比率。比率が低いほど、より少ない営業経費で、より多くの粗利益を上げていることを示す。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/09/5-2.html

概要:富士通株式会社

詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。


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