ISID、Studio Ousia、農林中央金庫が人工知能(AI)による社内問い合わせ対応の実証実験を開始
[17/09/08]
TOKYO, Sep 8, 2017 - (JCN Newswire) - 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下 ISID)は、株式会社 Studio Ousia(本社:東京都渋谷区、CEO:渡邉 安弘、読み:スタジオ・ウーシア)および農林中央金庫(本店:東京都千代田区、代表理事理事長:河野 良雄、以下 農林中金)と共同で、Studio Ousia が開発した人工知能による質問応答システム「QA Engine」を用いて、融資業務に関する社内問い合わせ対応の効率化に向けた実証実験を開始します。
■実証実験の概要■
本実証実験では、農林中金の支店から本部への融資業務に関する問い合わせ履歴データを対象に、QA Engineによる自動応答がどれだけ有効に機能するかを検証するとともに、実業務への適用に向けた運用面の評価を行います。
QA Engine は、ディープラーニングを用いて自然文による質問を解析し、自動応答するシステムです。人によって異なる多様な質問表現に対して最適な回答を瞬時に返すことができ、機械学習の専門知識がなくても容易に利用できることが特長です。今回の対象データを例にとると、「稟議書を別の部署へ回覧できますか」と「他部へ回付を行いたいがどうすれば良いか」は同じ趣旨の質問であることを理解し、どちらにも「回付可能範囲と手続き」について用意された回答を返します。
本実証実験においてISIDは、農林中金をはじめ数多くの金融機関に融資ソリューションを提供してきた知見をもとに、プロジェクト計画の立案・推進支援、解析結果および運用面の評価支援等、実業務への適用を見据えたサポートを実施します。
■背景■
農林中金は、2017年7月にデジタル技術の積極的活用による経営および業務の変革を目的としてデジタルイノベーション推進部を設置するなど、外部のアイデアや技術を積極的に活用するオープンイノベーションを推進しており、本実証実験はその取り組みの第一弾となるものです。
ISIDは、国内最大級のFinTechピッチコンテスト「FIBC」※1の開催や、日本初のFinTechスタートアップ企業集積拠点「FINOLAB」※2の開設・運営を手がけるなど、日本のFinTechエコシステム構築に向けて取り組んでおり、それらの活動を通じて大手企業とFinTechスタートアップによる共同プロジェクトを数多く生み出してきました。農林中金はかねてからその活動趣旨に賛同し、FIBCへの協賛やFINOLABへの参画を行っています。2017年3月開催のFIBC2017にStudio Ousiaが登壇したことが契機となり、今回3社による実証実験を開始するに至りました。
ISIDは今回の実証実験の結果を踏まえ、解析結果のさらなる精度向上や現状業務を踏まえた導入計画の立案など、農林中金での実導入に向けた支援を進めてまいります。またQA Engineの特長を生かし、適用業務領域の拡大についても、同金庫およびStudio Ousiaとともに検討・推進してまいります。
■Studio Ousia について■
Studio Ousia は、キーワード抽出技術や質問応答技術において世界的なコンペティションで複数回優勝するなど、高い自然言語処理技術を有するスタートアップ企業です。2017年1月に提供を開始したQA Engineは、2016年6月に国際 会議NAACL※3で行われた人工知能同士のクイズコンペティションで優勝した際の技術を応用して開発されたもので、世界最先端の人工知能を搭載した高精度な質問応答システムです。
URL: http://www.ousia.jp/ja/
※1 FIBC:金融イノベーションビジネスカンファレンス(Financial Innovation Business Conference)の略。ISIDが2012年から主催する FinTech領域に特化したイベント。メインプログラムのピッチコンテストには、例年未発表サービスも含めた先進金融サービスが多数登場し、国内外における FinTechの最新トレンドが出揃う場となっている。FIBC公式サイト: http://fibc.info
※2 FINOLAB:三菱地所株式会社、株式会社電通、ISIDの協業で2016年2月に開設された、日本初のFinTechスタートアップ企業集積拠点。東京国際金融センター構想の中枢である大手町エリアに拠点を置き、活動全般の運営をISIDが担当。FinTechスタートアップと参画企業による共同研究の推進、国内外の投資家や需要家とのマッチング機会の創出、専門家によるメンタリング、国内外のパブリックセクターとの連携、各種イベント開催などを行っている。2017年9月1日現在、国内外のスタートアップ40社と事業法人9社が 会員として参画。FINOLAB 公式サイト:http://finolab.jp
※3 NAACL:North American Chapter of the Association for Computational Linguistics の略。自然言語処理分野における著名な国際会議。同分野で、世界で最も権威のある国際会議ACL(Association for Computational Linguistics)の北米部会として2000年に設立。
<電通国際情報サービス(ISID) 会社概要>
社名: 株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID)
代表者: 代表取締役社長 釜井 節生
本社: 東京都港区港南 2-17-1
URL: www.isid.co.jp
設立: 1975年
資本金: 81億8,050万円
連結従業員: 2,635名(2016年12月末現在)
連結売上高: 79,783百万円(2016年12月期)
事業内容: 1975 年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・ 開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovatorをビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営・連結会計、HCM(人財・人事給与就業)、ERP、マーケティング、クラウドサービスなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。
【実証実験に関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
金融ソリューション事業部事業部 BANK・R 営業部 佐野
TEL:03-6713-7014
E-Mail:g-kinbankrei@group.isid.co.jp
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション室 李
TEL:03-6713-6100
E-Mail:g-pr@isid.co.jp
Copyright 2017 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com
■実証実験の概要■
本実証実験では、農林中金の支店から本部への融資業務に関する問い合わせ履歴データを対象に、QA Engineによる自動応答がどれだけ有効に機能するかを検証するとともに、実業務への適用に向けた運用面の評価を行います。
QA Engine は、ディープラーニングを用いて自然文による質問を解析し、自動応答するシステムです。人によって異なる多様な質問表現に対して最適な回答を瞬時に返すことができ、機械学習の専門知識がなくても容易に利用できることが特長です。今回の対象データを例にとると、「稟議書を別の部署へ回覧できますか」と「他部へ回付を行いたいがどうすれば良いか」は同じ趣旨の質問であることを理解し、どちらにも「回付可能範囲と手続き」について用意された回答を返します。
本実証実験においてISIDは、農林中金をはじめ数多くの金融機関に融資ソリューションを提供してきた知見をもとに、プロジェクト計画の立案・推進支援、解析結果および運用面の評価支援等、実業務への適用を見据えたサポートを実施します。
■背景■
農林中金は、2017年7月にデジタル技術の積極的活用による経営および業務の変革を目的としてデジタルイノベーション推進部を設置するなど、外部のアイデアや技術を積極的に活用するオープンイノベーションを推進しており、本実証実験はその取り組みの第一弾となるものです。
ISIDは、国内最大級のFinTechピッチコンテスト「FIBC」※1の開催や、日本初のFinTechスタートアップ企業集積拠点「FINOLAB」※2の開設・運営を手がけるなど、日本のFinTechエコシステム構築に向けて取り組んでおり、それらの活動を通じて大手企業とFinTechスタートアップによる共同プロジェクトを数多く生み出してきました。農林中金はかねてからその活動趣旨に賛同し、FIBCへの協賛やFINOLABへの参画を行っています。2017年3月開催のFIBC2017にStudio Ousiaが登壇したことが契機となり、今回3社による実証実験を開始するに至りました。
ISIDは今回の実証実験の結果を踏まえ、解析結果のさらなる精度向上や現状業務を踏まえた導入計画の立案など、農林中金での実導入に向けた支援を進めてまいります。またQA Engineの特長を生かし、適用業務領域の拡大についても、同金庫およびStudio Ousiaとともに検討・推進してまいります。
■Studio Ousia について■
Studio Ousia は、キーワード抽出技術や質問応答技術において世界的なコンペティションで複数回優勝するなど、高い自然言語処理技術を有するスタートアップ企業です。2017年1月に提供を開始したQA Engineは、2016年6月に国際 会議NAACL※3で行われた人工知能同士のクイズコンペティションで優勝した際の技術を応用して開発されたもので、世界最先端の人工知能を搭載した高精度な質問応答システムです。
URL: http://www.ousia.jp/ja/
※1 FIBC:金融イノベーションビジネスカンファレンス(Financial Innovation Business Conference)の略。ISIDが2012年から主催する FinTech領域に特化したイベント。メインプログラムのピッチコンテストには、例年未発表サービスも含めた先進金融サービスが多数登場し、国内外における FinTechの最新トレンドが出揃う場となっている。FIBC公式サイト: http://fibc.info
※2 FINOLAB:三菱地所株式会社、株式会社電通、ISIDの協業で2016年2月に開設された、日本初のFinTechスタートアップ企業集積拠点。東京国際金融センター構想の中枢である大手町エリアに拠点を置き、活動全般の運営をISIDが担当。FinTechスタートアップと参画企業による共同研究の推進、国内外の投資家や需要家とのマッチング機会の創出、専門家によるメンタリング、国内外のパブリックセクターとの連携、各種イベント開催などを行っている。2017年9月1日現在、国内外のスタートアップ40社と事業法人9社が 会員として参画。FINOLAB 公式サイト:http://finolab.jp
※3 NAACL:North American Chapter of the Association for Computational Linguistics の略。自然言語処理分野における著名な国際会議。同分野で、世界で最も権威のある国際会議ACL(Association for Computational Linguistics)の北米部会として2000年に設立。
<電通国際情報サービス(ISID) 会社概要>
社名: 株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID)
代表者: 代表取締役社長 釜井 節生
本社: 東京都港区港南 2-17-1
URL: www.isid.co.jp
設立: 1975年
資本金: 81億8,050万円
連結従業員: 2,635名(2016年12月末現在)
連結売上高: 79,783百万円(2016年12月期)
事業内容: 1975 年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・ 開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovatorをビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営・連結会計、HCM(人財・人事給与就業)、ERP、マーケティング、クラウドサービスなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。
【実証実験に関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
金融ソリューション事業部事業部 BANK・R 営業部 佐野
TEL:03-6713-7014
E-Mail:g-kinbankrei@group.isid.co.jp
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション室 李
TEL:03-6713-6100
E-Mail:g-pr@isid.co.jp
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