トヨタ・モビリティ基金、障がい者(下肢麻痺者)向けの革新的な補装具の開発を支援する「モビリティ・アンリミテッド・チャレンジ」を開始
[17/11/16]
Toyota City, Japan, Nov 16, 2017 - (JCN Newswire) - 一般財団法人 トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation。以下「TMF」)は、英国NPOのNESTA*1のチャレンジプライズセンター*2をパートナーとして、コンテスト形式の「モビリティ・アンリミテッド・チャレンジ」を開始した。本チャレンジは、下肢麻痺者の自立した生活の支援と移動の自由に貢献する革新的な補装具に関するアイディア発掘と開発支援を目的としている。開発支援資金として提供される賞金の総額は400万ドルであり、約3年の開発期間を経て、2020年夏に東京にて優勝者を発表する。
WHO(世界保健機関)の推定によれば、脳卒中、脊髄損傷、多発的硬化症等により、下肢麻痺者は世界中で毎年25万〜50万人程度増加している。個々人の身体状況や周辺環境を把握し対応するよりスマートなモビリティ技術を用いることで、多様なニーズに適合する補装具が実現する可能性がある。しかしながら、補装具の市場規模が必ずしも大きくないこと、並びに、商品化に必要な許認可の取得が容易でないこと等が、小規模事業者等の新規参入の妨げとなり、日常の暮らしやすさに関する技術革新やイノベーションが起こり難い状況にある。
そこで、本チャレンジでは革新的なイノベーションの促進のため、世界中の多様なアイディアをもつイノベーターと、ユーザーである下肢麻痺者とのコラボレーションを推進し、インテリジェントなシステムを組み込んだパーソナルモビリティデバイスの開発を支援する。(例:今までにない形状の補装具や、人工知能やコンピューターが自ら学習する機能の搭載、クラウドコンピューティングの活用、革新的なバッテリーが搭載された補装具等)
また、本チャレンジのアンバサダーとして、世界で活躍する下肢麻痺者の中から、田口亜希氏(一般社団法人日本パラリンピアンズ協会理事、日本郵船株式会社 広報グループ 社会貢献チーム)、オーガスト・デ・ロス・レイエス氏(ピンタレスト社、デザイン責任者)、インカ・ショニベア氏(ナイジェリア系イギリス人アーティスト)、サンドラ・クマロ氏(南アフリカ ボート選手)、プリーティ・スリニバサン氏(インド アスリート)、ソフィー・モーガン氏(英国 TV司会者)、タチアナ・マクファデン氏(米国 陸上選手)、ロ−リー・A・クーパー氏(米国ピッツバーグ大学人間工学研究室ディレクター)が就任した。
トヨタ・モビリティ基金のプログラムディレクター、ライアン・クレムは「技術、デザイン、エンジニアリング等、全ての英知を活用し、下肢麻痺者にとってアクセシビリティが高く、誰もが暮らしやすい社会の実現に向け、2020年夏までの約3年間の我々の挑戦が今から始まる。その解決策の実現のために、本事業では、様々な人々と協力していく」と述べた。
NESTAのシャーロット・マッケンは以下のように述べた。「チャレンジは、イノベーションを実現する有力な方法の一つである。本チャレンジは、移動の自由にむけて、イノベーターを支援し、人々の生活を変えるスマートなテクノロジーとインテリジェントなシステムを組み込んだ最先端のパーソナルモビリティデバイスを創造する」
専門家からなる審査員によって選出された5名のファイナリストには、アイディアを具現化するプロトタイプ(試作品)制作のために50万ドルの支援が、そして2020年に東京で発表される最終優勝者には補装具の完成へ向けて100万ドルの支援が提供される。また、資金的制約から本チャレンジへの参加が難しいイノベーターを支援するために、有望なアイディアを持つ10チームを対象に、ディスカバリー賞として当面の活動資金として5万ドルを支援する。同賞へは公式サイトから応募が可能である。
全ての人に公平なモビリティ環境の提供を可能にするユニバーサルデザインの原則から、本チャレンジの中心となるのは、ユーザーである下肢麻痺者の視点やニーズである。本チャレンジは、ユーザーのニーズとイノベーターのアイディアが出会うことで革新的な補装具が生まれるきっかけを提供する。そして、TMFとNESTAは本チャレンジを通じて革新的なアイディアや技術を創造するチームを支援することで、下肢麻痺者の自立した生活と移動の自由の実現に貢献していく。
本チャレンジに関する応募方法等の詳細は以下リンクを参照
「モビリティ・アンリミテッド・チャレンジ」
公式Webサイト mobilityunlimited.org(英語のみ)
紹介ビデオ URL https://youtu.be/5bE-Qg9yHX0(英語のみ)
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/mail/19767970
概要:トヨタ自動車株式会社
詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。
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WHO(世界保健機関)の推定によれば、脳卒中、脊髄損傷、多発的硬化症等により、下肢麻痺者は世界中で毎年25万〜50万人程度増加している。個々人の身体状況や周辺環境を把握し対応するよりスマートなモビリティ技術を用いることで、多様なニーズに適合する補装具が実現する可能性がある。しかしながら、補装具の市場規模が必ずしも大きくないこと、並びに、商品化に必要な許認可の取得が容易でないこと等が、小規模事業者等の新規参入の妨げとなり、日常の暮らしやすさに関する技術革新やイノベーションが起こり難い状況にある。
そこで、本チャレンジでは革新的なイノベーションの促進のため、世界中の多様なアイディアをもつイノベーターと、ユーザーである下肢麻痺者とのコラボレーションを推進し、インテリジェントなシステムを組み込んだパーソナルモビリティデバイスの開発を支援する。(例:今までにない形状の補装具や、人工知能やコンピューターが自ら学習する機能の搭載、クラウドコンピューティングの活用、革新的なバッテリーが搭載された補装具等)
また、本チャレンジのアンバサダーとして、世界で活躍する下肢麻痺者の中から、田口亜希氏(一般社団法人日本パラリンピアンズ協会理事、日本郵船株式会社 広報グループ 社会貢献チーム)、オーガスト・デ・ロス・レイエス氏(ピンタレスト社、デザイン責任者)、インカ・ショニベア氏(ナイジェリア系イギリス人アーティスト)、サンドラ・クマロ氏(南アフリカ ボート選手)、プリーティ・スリニバサン氏(インド アスリート)、ソフィー・モーガン氏(英国 TV司会者)、タチアナ・マクファデン氏(米国 陸上選手)、ロ−リー・A・クーパー氏(米国ピッツバーグ大学人間工学研究室ディレクター)が就任した。
トヨタ・モビリティ基金のプログラムディレクター、ライアン・クレムは「技術、デザイン、エンジニアリング等、全ての英知を活用し、下肢麻痺者にとってアクセシビリティが高く、誰もが暮らしやすい社会の実現に向け、2020年夏までの約3年間の我々の挑戦が今から始まる。その解決策の実現のために、本事業では、様々な人々と協力していく」と述べた。
NESTAのシャーロット・マッケンは以下のように述べた。「チャレンジは、イノベーションを実現する有力な方法の一つである。本チャレンジは、移動の自由にむけて、イノベーターを支援し、人々の生活を変えるスマートなテクノロジーとインテリジェントなシステムを組み込んだ最先端のパーソナルモビリティデバイスを創造する」
専門家からなる審査員によって選出された5名のファイナリストには、アイディアを具現化するプロトタイプ(試作品)制作のために50万ドルの支援が、そして2020年に東京で発表される最終優勝者には補装具の完成へ向けて100万ドルの支援が提供される。また、資金的制約から本チャレンジへの参加が難しいイノベーターを支援するために、有望なアイディアを持つ10チームを対象に、ディスカバリー賞として当面の活動資金として5万ドルを支援する。同賞へは公式サイトから応募が可能である。
全ての人に公平なモビリティ環境の提供を可能にするユニバーサルデザインの原則から、本チャレンジの中心となるのは、ユーザーである下肢麻痺者の視点やニーズである。本チャレンジは、ユーザーのニーズとイノベーターのアイディアが出会うことで革新的な補装具が生まれるきっかけを提供する。そして、TMFとNESTAは本チャレンジを通じて革新的なアイディアや技術を創造するチームを支援することで、下肢麻痺者の自立した生活と移動の自由の実現に貢献していく。
本チャレンジに関する応募方法等の詳細は以下リンクを参照
「モビリティ・アンリミテッド・チャレンジ」
公式Webサイト mobilityunlimited.org(英語のみ)
紹介ビデオ URL https://youtu.be/5bE-Qg9yHX0(英語のみ)
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/mail/19767970
概要:トヨタ自動車株式会社
詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。
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