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日立、「Microsoft HoloLens」で手術室の構築イメージを体験できるMR(複合現実)コンテンツを開発

TOKYO, Apr 11, 2018 - (JCN Newswire) - 株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、マイクロソフト社のMR(Mixed Reality:複合現実)ヘッドマウントディスプレイ「Microsoft HoloLens」(マイクロソフト ホロレンズ、以下 HoloLens)を利用した手術室構築イメージを体験できるコンテンツを開発しました。本コンテンツにより、これから手術室を新設する予定の病院や、機器の新規導入を予定している既存の手術室空間をMR空間としてバーチャルの医療機器を配置し、実際の手術室構築イメージや機器の導入を体験することができます。

本コンテンツは、2018年4月13日(金)から4月15日(日)にパシフィコ横浜で開催される「2018国際医用画像総合展(ITEM2018)」の日立ブースで体験ができます。脳神経外科手術での使用を想定したMRIシステム、手術台、生体モニタ、麻酔器、手術顕微鏡などが配置された手術室の中にいるかのような視聴体験を提供します。

手術室には手術台や生体モニタ、麻酔器、各機器からの情報を表示するディスプレイなどさまざまな機器が配置されています。また手術は執刀医、麻酔科医、看護師など複数人のスタッフで対応するため、効率的に手術を行うための機器のレイアウトが重要となりますが、実際に機器を配置するまで、導入する手術室をイメージすることが難しく、事前に機器の運用などをシミュレーションすることができない課題がありました。

日立は、1999年に手術中に脳腫瘍の位置を把握する目的で、漏えい磁場の範囲が狭い永久磁石型オープンMRIシステムを大学病院の手術室に設置して以来、多くの大規模病院にオープンMRIシステムを納入し、治療成績の向上に貢献してきました。2018年3月から販売しているデジタル手術支援ソリューション「OPERADA」は、オープンMRIシステムを中心に手術支援を行うナビゲーションシステムや映像統合配信システムをパッケージとしたソリューションです。

今回、開発したコンテンツはHoloLensを用いて、デジタル手術支援ソリューション「OPERADA」を導入した手術室イメージを体験することが可能です。HoloLensは没入型のVRヘッドマウントディスプレイと違い、視界を遮ることなく装着した状態で現実の周囲や自分の手元が見えます。このため、新設予定の手術室の空間や、機器の新規導入を予定している既存の手術室空間をMR空間とし、ホログラムによるバーチャルの医療機器を配置し、実際の手術室構築のイメージや機器の導入をリアルに体験することができます。「実際の医療機器を配置した手術室をイメージしたい」「導入した機器をどのように操作するか事前にスタッフ間でトレーニングしたい」という医療現場のニーズに応えます。

今後、デモや医療現場での実証を通して、現場のニーズに応える手術支援や教育分野のコンテンツの拡充を図る予定です。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2018/04/0411c.html

概要:日立製作所

詳細は www.hitachi.co.jp をご参照ください。

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