電通国際情報サービスと日立産業制御ソリューションズが組込みシステム開発企業向けシステムズエンジニアリング事業で協業
[18/11/28]
TOKYO, Nov 28, 2018 - (JCN Newswire) - 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井節生/以下、ISID)と株式会社日立産業制御ソリューションズ(本社:東京都台東区、取締役社長:木村亨/以下、日立産業制御)は、本日、組込みシステム開発企業におけるシステムズエンジニアリング*1の実践適用*2支援に関する協業に合意しました。
両社は本合意に基づき、ISIDが開発・提供する構想設計*3支援システム「iQUAVIS(アイクアビス)」と、日立産業制御が保有する組込みシステム開発向けコンサルティングおよびエンジニアリングサービスの知見を組み合わせ、組込みシステム開発におけるシステムズエンジニアリングの導入と実践適用を支援する体制を共同で提供構築していきます。両社は、自動車や精密機器、機械など幅広い分野の組込みシステム開発企業における複雑なシステム開発を支援していきます。
近年、製品開発はますます複雑化しており、特に制御ソフトウエアをはじめとする組込みシステムの開発は、ハードウエアの性能向上や機能要求の高度化とあいまって、加速度的に大規模化・複雑化しています。これに対応するため、大規模で複雑な製品システムの開発に有効とされるシステムズエンジニアリングを、組込みシステム領域に適用しようとする動きが自動車業界を中心に広がっています。しかし、システムの全体像を俯瞰しながら段階的に設計を進める同手法の適用には、設計プロセス全般にわたる業務の見直しを伴うことや、同領域のエンジニアが扱いやすいシステムズエンジニアリングのツールが少ないことなどから、導入のハードルが高いことが課題となっています。
今後、自動運転やIoT、AIなどテクノロジーの進展により、製品開発はさらに複雑化すると考えられ、自動車のみならずあらゆる製品の組込みシステム開発において、システムズエンジニアリングの実践的活用が不可欠となります。そこで両社は、こうした製造業の課題解決を支援すべく、このたびの協業合意に至りました。
ISIDの「iQUAVIS」は、構想設計プロセスを可視化する業界初のシステムとして、機械設計分野を中心に、自動車や精密機器など100社を超える国内大手製造業に採用され、特に近年は、QFD*4やMBSE*5を支援するツールとして国内外で高く評価されています。また日立産業制御は、国内外の組込みシステム開発で培った知見をもとに、ソフトウエア設計分野を中心にMBSEや機能安全*6をはじめとするコンサルティング・エンジニアリングサービスを提供しており、自動車業界などで採用されています。
両社は本協業を通じ、各々の製品とサービスを組み合わせることで、組込みシステム開発企業におけるシステムズエンジニアリングの導入と実践適用を支援し、日本のモノづくりの発展に貢献していきます。
*1 システムズエンジニアリング:大規模で複雑なシステムや製品の開発において、システムの全体像を俯瞰しつつ、複数の専門分野にまたがる要素間の関連性や背反を段階的に詳細化しながら設計を進めるアプローチおよび手段。
*2 実践適用:仕組みを作り、ユーザー自身が運用できる状態にすること。
*3 構想設計:製品に求められる機能・性能を実現するために、実現方式、主要部品の構成・能力などを検討し、大まかな設計諸元を決めていくプロセス。CAD等を使う詳細設計の前段階として実施される。
*4 QFD(Quality Function Deployment):市場の要求を円滑に技術分野に伝達するための品質管理手法。製品開発プロセスにおける各種の情報を二元表によって整理し、開発上流段階での品質保証を実現する方法論として、世界各国の製造業やサービス業など幅広い分野の品質革新に活用されている。
*5 MBSE(Model Based Systems Engineering):システムズエンジニアリングを、モデルを用いて進めるアプローチおよび手段。
*6 機能安全:製品が故障しても安全性が確保できるように機能的な工夫を施すことで、人命や社会への影響度合いを許容できるレベルにまで低減する手法。ソフトウエアが実現する機能が急速に拡大する自動車や医療機器の開発において重要度が高まっている。
株式会社電通国際情報サービス(ISID)について
ISIDは、社会や企業のデジタルトランスフォーメーションを、確かな技術力と創造力で支えるテクノロジー企業です。金融業務や製品開発の領域で創業以来培ってきた知見に加え、人事・会計など企業活動の根幹を支えるシステム構築の実績、電通グループのマーケティングノウハウ、そしてIoTやロボティクス、AIなど先端技術の社会実装に向けたオープンイノベーションへの取り組みにより、社会と企業の課題解決に貢献する、価値あるソリューションを生み出し続けています。 https://www.isid.co.jp/
株式会社日立産業制御ソリューションズについて
日立産業制御は、日立グループの産業・流通・水分野のソリューション事業を支える主要企業です。製造業を中心とした産業・流通や社会・公共分野などのお客さまの事業を支える、生産・品質管理システム、組込みエンジニアリング、セキュリティシステムなどのソリューションを提供しています。長年培ってきたITや制御のノウハウを基にしたコンサルティングによりお客さまの課題を共に見出し、製品・技術を結集させたソリューションで解決します。 www.hitachi-ics.co.jp/
報道機関お問い合わせ先
電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション室 [担当:李、岩坂]
108-0075 東京都港区港南2-17-1
電話: 03-6713-6100(直通)
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両社は本合意に基づき、ISIDが開発・提供する構想設計*3支援システム「iQUAVIS(アイクアビス)」と、日立産業制御が保有する組込みシステム開発向けコンサルティングおよびエンジニアリングサービスの知見を組み合わせ、組込みシステム開発におけるシステムズエンジニアリングの導入と実践適用を支援する体制を共同で提供構築していきます。両社は、自動車や精密機器、機械など幅広い分野の組込みシステム開発企業における複雑なシステム開発を支援していきます。
近年、製品開発はますます複雑化しており、特に制御ソフトウエアをはじめとする組込みシステムの開発は、ハードウエアの性能向上や機能要求の高度化とあいまって、加速度的に大規模化・複雑化しています。これに対応するため、大規模で複雑な製品システムの開発に有効とされるシステムズエンジニアリングを、組込みシステム領域に適用しようとする動きが自動車業界を中心に広がっています。しかし、システムの全体像を俯瞰しながら段階的に設計を進める同手法の適用には、設計プロセス全般にわたる業務の見直しを伴うことや、同領域のエンジニアが扱いやすいシステムズエンジニアリングのツールが少ないことなどから、導入のハードルが高いことが課題となっています。
今後、自動運転やIoT、AIなどテクノロジーの進展により、製品開発はさらに複雑化すると考えられ、自動車のみならずあらゆる製品の組込みシステム開発において、システムズエンジニアリングの実践的活用が不可欠となります。そこで両社は、こうした製造業の課題解決を支援すべく、このたびの協業合意に至りました。
ISIDの「iQUAVIS」は、構想設計プロセスを可視化する業界初のシステムとして、機械設計分野を中心に、自動車や精密機器など100社を超える国内大手製造業に採用され、特に近年は、QFD*4やMBSE*5を支援するツールとして国内外で高く評価されています。また日立産業制御は、国内外の組込みシステム開発で培った知見をもとに、ソフトウエア設計分野を中心にMBSEや機能安全*6をはじめとするコンサルティング・エンジニアリングサービスを提供しており、自動車業界などで採用されています。
両社は本協業を通じ、各々の製品とサービスを組み合わせることで、組込みシステム開発企業におけるシステムズエンジニアリングの導入と実践適用を支援し、日本のモノづくりの発展に貢献していきます。
*1 システムズエンジニアリング:大規模で複雑なシステムや製品の開発において、システムの全体像を俯瞰しつつ、複数の専門分野にまたがる要素間の関連性や背反を段階的に詳細化しながら設計を進めるアプローチおよび手段。
*2 実践適用:仕組みを作り、ユーザー自身が運用できる状態にすること。
*3 構想設計:製品に求められる機能・性能を実現するために、実現方式、主要部品の構成・能力などを検討し、大まかな設計諸元を決めていくプロセス。CAD等を使う詳細設計の前段階として実施される。
*4 QFD(Quality Function Deployment):市場の要求を円滑に技術分野に伝達するための品質管理手法。製品開発プロセスにおける各種の情報を二元表によって整理し、開発上流段階での品質保証を実現する方法論として、世界各国の製造業やサービス業など幅広い分野の品質革新に活用されている。
*5 MBSE(Model Based Systems Engineering):システムズエンジニアリングを、モデルを用いて進めるアプローチおよび手段。
*6 機能安全:製品が故障しても安全性が確保できるように機能的な工夫を施すことで、人命や社会への影響度合いを許容できるレベルにまで低減する手法。ソフトウエアが実現する機能が急速に拡大する自動車や医療機器の開発において重要度が高まっている。
株式会社電通国際情報サービス(ISID)について
ISIDは、社会や企業のデジタルトランスフォーメーションを、確かな技術力と創造力で支えるテクノロジー企業です。金融業務や製品開発の領域で創業以来培ってきた知見に加え、人事・会計など企業活動の根幹を支えるシステム構築の実績、電通グループのマーケティングノウハウ、そしてIoTやロボティクス、AIなど先端技術の社会実装に向けたオープンイノベーションへの取り組みにより、社会と企業の課題解決に貢献する、価値あるソリューションを生み出し続けています。 https://www.isid.co.jp/
株式会社日立産業制御ソリューションズについて
日立産業制御は、日立グループの産業・流通・水分野のソリューション事業を支える主要企業です。製造業を中心とした産業・流通や社会・公共分野などのお客さまの事業を支える、生産・品質管理システム、組込みエンジニアリング、セキュリティシステムなどのソリューションを提供しています。長年培ってきたITや制御のノウハウを基にしたコンサルティングによりお客さまの課題を共に見出し、製品・技術を結集させたソリューションで解決します。 www.hitachi-ics.co.jp/
報道機関お問い合わせ先
電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション室 [担当:李、岩坂]
108-0075 東京都港区港南2-17-1
電話: 03-6713-6100(直通)
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