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三菱重工サーマルシステムズ、低GWP冷媒採用で環境保全・省エネをリード

TOKYO, Dec 3, 2019 - (JCN Newswire) - 三菱重工サーマルシステムズ株式会社(社長:楠本 馨、本社:東京都千代田区)は、環境負荷が極めて低い低GWP(注1)冷媒を採用したインバータ標準搭載型ターボ冷凍機「ETI-Zシリーズ」で、環境省が主催する令和元年度(第22回)の「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞しました。同表彰の「技術開発・製品化部門」において「低GWP冷媒を適用した高効率ターボ冷凍機ETI-Zシリーズの普及」活動が高い評価を得たもので、表彰式が12月2日に都内で開かれました。ETI-Zシリーズが地球環境保全および省エネに貢献する技術で表彰を受けるのは、本年に入り今回が3件目となります。

ETI-Zシリーズは、地球温暖化係数であるGWPが1(CO2と同じ)でオゾン層破壊係数ゼロのHFO-1233zd(E)冷媒を採用しており、2015年、国内メーカーでは初めて低GWP冷媒を採用したターボ冷凍機として市場投入したものです。定格COP(注2)は6.3、部分負荷性能の指標であるIPLV(注3)は9.1とそれぞれクラス最高レベルで、GWPが高いHFC(代替フロン)を採用したリプレース対象機からETI-Zシリーズへ更新した場合、電力消費量とCO2発生量を年間約60%削減できます。性能を高めた半面、圧縮機の空力形状や熱交換器の構造を工夫することで設置面積の拡大を抑えて省スペース性にも配慮しており、従来製品からのスムーズな更新対応も可能です。

優れた環境性・省エネ性や省スペース性に加え、温水を供給するヒートポンプとしても有用で、食品・飲料工場などの低温加熱プロセス設備用途などにも向いており、国内では主力シリーズとなっています。海外向けでもシンガポールに納入実績があり、今後さらに低GWP冷媒を採用したターボ冷凍機の導入が進んでいくと見込まれます。

この環境大臣表彰制度は、地球温暖化の防止に顕著な功績があったと認められる個人、団体等(学校なども含む)を対象としています。技術開発・製品化部門のほか、対策技術先進導入部門、対策活動実践・普及部門、環境教育活動部門、国際貢献部門で構成。技術開発・製品化部門では、2014年3月に当時の環境大臣が打ち出した先導的低炭素技術を意味する"L2-Tech(エルツーテック:Leading and Low-carbon Technology)という概念を踏まえた案件審査が行われており、ETI-Zシリーズの4機種は、2018年度L2-Tech認証製品です。

三菱重工サーマルシステムズは今回の受賞を励みとして、さらなる省エネに役立つ技術・製品開発に取り組み、特長である冷熱事業領域の広さを生かしたシナジーによる統合技術力で、お客様の多種多様なニーズに応じた最適なサーマルソリューションの実現を通し、環境保全に貢献していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
http://www.mhi.com/jp/news/story/191203.html

概要:三菱重工業株式会社

詳細は www.mhi.co.jp をご覧ください。



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