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日立と日立ビルシステム、受付・案内・巡回監視などを行いビル内業務を支援するコミュニケーションロボット「EMIEW」を本格事業化

TOKYO, Mar 26, 2020 - (JCN Newswire) - 株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)と株式会社日立ビルシステム(取締役社長:関 秀明/以下、日立ビルシステム)は、このたび、受付・案内・巡回監視などのサービスを提供し、ビル内業務を支援するコミュニケーションロボット「EMIEW(エミュー)」を、ビル分野におけるLumada*1のソリューションの一つとして本格事業化します。自動充電機能の追加による連続稼働の実現や、センシング機能の強化による移動性能の向上など、実用性能を従来製品比*2で大幅に高めたヒューマノイド型の新モデル「EMIEW4(エミューフォー)」と、タブレット端末と専用クレードルで「EMIEW」のアバター(分身)と会話ができる卓上型の「EMIEW-TT(エミューティーティー)」をラインアップとして揃え、オフィスや病院、福祉施設などを中心に、2020年4月20日から国内で販売開始します。

近年、少子高齢化や人口減少に伴う人手不足などを背景として、ワークスタイル(働き方)とワークプレイス(働く環境)の変革が求められており、デジタル技術の活用によって、ビル内業務の効率化や利用者の快適性・利便性向上などを図るスマートビルの実現に向けた動きが加速しています。

日立と日立ビルシステムは、これまで、オフィスをはじめとするさまざまなワークプレイスにおいて、2016年4月に開発した、コミュニケーションロボット「EMIEW3(エミュースリー)」と、リモートブレイン構成*3のロボットIT基盤を用いた受付・接客対応などの実証実験、さらにはサービス導入を進めてきました。今回、これまでの取り組みの知見に基づき、本格導入時に求められる稼働時間や移動性能などの実用性能を大幅に高めた新モデル「EMIEW4」を開発しました。

「EMIEW4」は、広範囲を自律走行できる移動性能、多言語での音声対話機能、バッテリー交換なしでの連続稼働を実現する自動充電機能を特長としており、例えば、オフィスや病院、福祉施設において、昼間は受付・案内業務、夜間は巡回監視業務を担うなど、時間帯に応じた業務を休まず行うことが可能で、人手不足解消に貢献します。また、2018年10月に開発した「EMIEW-TT」もラインアップとして揃え、対話機能のみを求めるお客さまに提供します。さらに、「EMIEW」は、ロボットIT基盤を通じて、エレベーターやセキュリティ機器などのビル設備とのシステム連携が可能で、将来的には、「EMIEW」が取得したビル内データを活用することによるビル設備管理の効率向上や、人とビル設備をつなぐタッチポイントの役割を「EMIEW」に担わせ、「EMIEW」に話しかけることでエレベーターを呼び出すことをできるようにするなど、スマートビルの実現をめざします。

日立と日立ビルシステムは、今後も最先端のデジタル技術を、製品・サービスの開発に幅広く活用し、安全・安心・快適な昇降機や、都市空間におけるお客さまのさまざまな課題解決に貢献するサービスをグローバルに提供し、持続可能な社会の実現に貢献します。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2020/03/0326.html

概要:日立製作所

詳細は www.hitachi.co.jp をご参照ください。



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