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伊ターボデン社、エジプト天然ガスパイプラインのGCS向けに排熱利用のバイナリー発電設備を初受注

TOKYO, Feb 16, 2021 - (JCN Newswire) - 三菱重工グループのターボデン社(本社:イタリア・ロンバルディア州、Turboden S.p.A)は、エジプトのダハシュール(Dahshour)にあるパイプラインの天然ガス圧送を補強するガスタービン駆動のガス圧送ステーション(GCS)向けに、ガスタービンの排熱を有効活用する独自の有機ランキンサイクル(ORC:Organic Rankine Cycle)を用いた14MW級バイナリー発電設備(注)を2基受注しました。

エジプトガス公社(GASCO:Egyptian Natural Gas Holding Co.)が導入する今回のシステムでは、既存ガスタービン4基と、今回シーメンスエナジー社が供給するガスタービン1基から出る排熱を利用し、バイナリー発電設備で28MWの発電を行うことでGCSの圧縮ガス能力と全体効率を向上させ、CO2排出削減に寄与します。年間19万2,000MWの電力を創出し電動コンプレッサに供給すると同時に、今まで発電のために使われていた年間6,500万m?以上の天然ガスを節約。年間12万tのCO2(米国ニューヨーク州マンハッタンの6倍に当たる森林面積におけるCO2吸収量に相当)を削減することもできます。

欧州復興開発銀行(EBRD:European Bank for Reconstruction and Development)は、“近代化とエネルギー効率化に焦点を当てた5年間の脱炭素化プログラム”を推進しており、グリーン、低炭素、回復力のある経済へつながるプロジェクトへの融資を増やしていく予定です。本プロジェクトはエジプトの低炭素、経済に大きく貢献するプロジェクトであるとEBRDから評価を受け、脱炭素化プログラムの一環として資金が提供されることになっています。

三菱重工業は、広範囲かつ高効率な発電・エネルギーシステムの提供を追求するグローバル企業として、ターボデン社と緊密に連携し、エナジートランジション(低環境負荷エネルギーへの転換)の中でバイナリー発電装置の普及を通じた世界規模でのサステナブル(持続可能)なエネルギーミックスに貢献していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/210216.html

概要:三菱重工業株式会社

詳細は www.mhi.co.jp をご覧ください。


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