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三菱商事、原生林再生プロジェクト/Australian Integrated Carbon社への資本参画について発表

TOKYO, Jul 29, 2021 - (JCN Newswire) - 三菱商事株式会社(以下、「当社」)は、豪州にて原生林再生プロジェクトを通じたCO2の吸収と獲得されたカーボンクレジットの販売(以下、「原生林再生プロジェクト」)を手掛けるAustralian Integrated Carbon社(以下、「エーアイカーボン社」)の株式40%を取得致しました。

エーアイカーボン社が手掛ける原生林再生プロジェクトは、過去の伐採や過放牧によって消失した原生林の再生を促すものであり、農家の牧畜プロセス見直し・改善を通じて原生林を再生し大気中のCO2を吸収・固着することで、豪州政府が公式に認証するカーボンクレジットを獲得・販売する事業です。エーアイカーボン社はポートフォリオの拡大を通じ、年間では最大約500万トン、2050年までに累計約1億トンのCO2吸収に貢献出来る見込みです。

豪州政府は、2015年以降合計45.5億豪ドルを拠出してカーボンクレジットの買取制度を確立しており、これまでに多数の入札実績があります。同入札市場における取引量は、2020年には年間約1600万トンと世界有数の規模に達し、現在も成長を続けています。また、原生林再生プロジェクトは、脱炭素の手法の中でも高い事業性とコスト競争力を両立する上、生物多様性の維持や土壌改善、干ばつへの耐性向上、農家の収益安定化等をもたらすことから、豪州政府は同プロジェクトの導入を奨励し、同国のパリ協定目標達成における重要な取り組みとして位置付けております。

当社は自社のCO2排出量削減に向け自助努力を継続すると同時に、このような原生林再生プロジェクト等を通じて大気中のCO2を吸収し、地球規模の低・脱炭素社会の実現に貢献して参ります。

また、今回の資本参画を足掛かりに、競争力ある原生林再生プロジェクトのノウハウを獲得の上、豪州や世界の他地域に同プロジェクトを拡大・展開し、「低炭素社会への移行」、並びに「地域・コミュニティーとの共生」等の当社が掲げるサステナビリティ重要課題の解決に取り組んで参ります。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2021/html/0000047524.html

三菱商事について

三菱商事は、世界約90の国・地域に広がる当社の拠点と約1,700の連結事業会社と協働しながらビジネスを展開しています。天然ガス、総合素材、石油・化学、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、電力ソリューション、複合都市開発の10グループ体制で、幅広い産業を事業領域としており、貿易のみならず、パートナーと共に、世界中の現場で開発や生産・製造などの役割も自ら担っています。創業以来の「三綱領」という企業理念に基づき、経済価値・社会価値・環境価値の「三価値同時実現」による持続的成長を目指します。詳しくはウェブサイト( https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/ )をご覧ください。


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